医学博士監修ダイエットお役立ちコラム
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GLP-1ダイエットはやばい?危険性やデメリットを専門医が解説
GLP-1ダイエットとは、「痩せホルモン」といわれるGLP-1と同じ作用を起こす薬を使用するダイエット方法です。食欲を抑えて満腹感を持続させる効果があるため、つらい我慢をせずに自然に食事量を減らせます。 手軽な反面で「GLP-1ダイエットって危険じゃないの?」「GLP-1ダイエットには副作用があるから怖い」など、GLP-1ダイエットに関して不安を抱く方も少なくありません。 このコラムでは、GLP-1ダイエットに関心はあるけど不安という方に向けて、GLP-1ダイエットの危険性や副作用、デメリットについて解説します。 GLP-1ダイエットの危険性 GLP-1ダイエットで考えられる危険性は、以下の3点です。 副作用 個人輸入のリスク 糖質制限や無酸素運動との併用 GLP-1ダイエットの副作用 GLP-1ダイエットには、副作用として消化器官の障害や血糖値の変化に関わる症状が現れる可能性があります。 GLP-1ダイエットによる主な副作用としては「低血糖」「胃腸紹介」「膵炎」の3つがあげられます。 1. 低血糖 GLP-1ダイエットで使用するGLP-1受容体作動薬は、血糖値が低い状態の場合は作用しないため、一般的に低血糖のリスクは低いとされています。ただし、糖質制限ダイエットや他の糖尿病治療薬を併用すると、低血糖を引き起こす可能性があるため注意が必要です。低血糖になると、倦怠感や脱力感、めまい、吐き気、手足の震え、冷や汗、動悸などの症状が現れます。 2. 胃腸障害 GLP-1ダイエットは、食べ物の消化を緩やかにして満腹感を持続させる効果がある反面、胃腸障害を引き起こすリスクもあります。主な症状としては、吐き気、便秘、下痢、嘔吐などです。これらの症状はGLP-1ダイエットの治療開始直後に現れやすく、継続して使用するうちに治まっていきます。 3. 膵炎 GLP-1ダイエットは、インスリンの分泌を促すよう膵臓に働きかける作用があるため、副作用として膵炎のリスクがあります。膵炎の症状として多くみられるのは、激しい腹痛や嘔吐などですが、特に上腹部や背中に痛みがある場合は、膵炎の疑いがあります。 個人輸入のリスク GLP-1ダイエットは、体内に投与したGLP-1受容体作動薬が消化器官に働きかけるため、吐き気や下痢、腹痛などの副作用を引き起こすリスクがあります。また、GLP-1受容体作動薬を個人輸入で入手してしまうと、偽造品や粗悪品によって望まない効果が生じる恐れがあります。そのため、GLP-1ダイエットは必ず医療機関で処方された薬を使用し、用法用量を守って行ってください。 糖質制限や無酸素運動との併用 過度な糖質制限や筋トレ、短距離走などの無酸素運動をGLP-1ダイエットと組み合わせると、血糖値の急激な低下によってめまいや意識障害を引き起こす危険性があります。 そのため、GLP-1ダイエット中は栄養バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。また、運動をする場合は無酸素運動ではなく、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。適度な有酸素運動には、ダイエット効果を高めてリバウンドしにくくなるメリットがあります。 GLP-1ダイエットのデメリット・注意点 GLP-1受容体作動薬には、注射のサクセンダと錠剤のリベルサスがあります。サクセンダは1日1回の自己注射が必要なため、針や痛みが苦手な方にとってはデメリットとなる可能性があります。一方でリベルサスは1日1錠を飲むだけなので、手軽さではサクセンダを上回ります。 また、GLP-1ダイエットは治療を開始してすぐに痩せるわけではありません。効果が現れるまでに1ヶ月程度かかる場合があるため、継続的な治療が必要です。ただし、治療期間中に食事量を減らすことが難しい場合や、用法用量を守って服用しない場合は減量効果が現れにくくなります。 治療を始めてから体調に異変が現れた場合はすぐに薬の使用を止め、早めに医師に相談してください。特に低血糖の症状が出た場合は、速やかにブドウ糖を補給して安静にする必要があります。 その他の注意点として、GLP-1ダイエットには禁忌があり、以下のケースに当てはまる場合は治療を受けることができません。 腹部の手術、腸閉塞の既往歴のある方 18歳未満または70歳以上の方 BMI18.5未満の方 腹部手術、腸閉塞の既往歴がある方 膵臓疾患の既往歴のある方 重度の肝機能障害や腎機能障害の方 胃腸障害のある方 甲状腺疾患がある方 低血糖を起こす恐れがある方 糖尿病の方 摂食障害がある方 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性がある方 まとめ GLP-1ダイエットは食欲を抑えて無理なく減量できる一方で、危険性や副作用などの注意点もあります。しかし、事前に正しい情報を把握したうえで、医師の指導のもと用法用量を守って治療を受ければ、リスクを抑えて体重を落とすことが可能です。 BSクリニックでは、無料カウンセリングを承っています。丁寧なカウンセリングによって、患者様の体質や生活習慣に適した効果的な痩身治療をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。 GLP-1ダイエットの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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GLP-1ダイエットは痩せない?本当に痩せる?理由を解説
GLP-1ダイエットは「痩せホルモン」と呼ばれているGLP-1の効果を利用したダイエット法であり、ストレスなく痩せることが可能なダイエット法として最近注目されています。 GLP-1の効果 GLP-1は身体の中にもともと存在しているホルモンであり、このホルモンにより食後の血糖値の上昇が抑制されます。GLP-1受容体作動薬はこの働きを促進するお薬であり、主に3つの効果でダイエット効果を発揮すると言われています。 1. 食後の血糖値の上昇を抑制する 糖の吸収が抑制されるため、食べても太りにくい体質になります。 2. 食事量を減らす 消化管の運動が抑制されるため、腹持ちが良くなり少ない食事量で満足できるようになります。 3. 食欲を抑える 脳の視床下部にある満腹中枢に働きかけ、空腹感を感じなくなります。 上記のGLP-1の効果により、糖の吸収が抑制され体質から太りにくくなり、また摂取カロリー自体が減少するため、ダイエット薬としての効果が期待できます。海外では肥満の治療薬として実績があり、また、日本でも自由診療の美容クリニックなどで処方されることが増え、国内でも実績が蓄積されつつあります。実際の体重減少の効果については個人差がありますが、3~4ヶ月程度で実感できることが多いです。海外の研究では体重減少率が3ヶ月で5.9%、6ヶ月で10.9%というデータが出ています。 ダイエットに効果的なGLP-1ですが、一部で痩せなかったとがっかりする意見があがっています。今回はその原因について検討します。 1. 食べても太らないという勘違い GLP-1ダイエットでは糖の吸収が抑制され太りにくくはなりますが、食べても太らないわけではありません。過度に効果を期待してしまい、食事量が減らなかったり、間食が増えたりすることで、思ったよりもダイエット効果が出ないことがあります。いくらGLP-1を体内に摂取しても、食事量が変化しなければ痩せ効果が出ないことがあります。 2. 運動不足 GLP-1ダイエットでは食事量が減少することで基礎代謝が落ちる可能性があります。全く運動をせずにGLP-1を打ち続けるだけでは効果が出にくい可能性があり、少しでもウォーキング・ジョギング・水泳などの有酸素運動を取り入れた方が効果的です。また、基礎代謝が落ちると、GLP-1ダイエットを終了して食事量が戻った際にリバウンドしてしまう可能性があるので注意が必要です。 3. バランスの悪い食生活 GLP-1ダイエットでは食事量を減少させてダイエットを行いますが、栄養バランスが崩れることがあり、バランスの良い献立を考える必要があります。クリニックによっては食事指導をしっかりと行っている場合もあり、ダイエットと食事のバランスをきちんと考えなければGLP-1の効果が弱まる可能性があります。 4. 用法・容量を守る GLP-1は1日1回の自己注射ですが、必ず時間を守ることが重要です。仕事やプライベートが忙しいと忘れがちですが、GLP-1の注射は簡単で時間がかかりません。非常に細く痛みの少ない針を使用し、1日1回打つだけで外出時のトイレでも注射が可能ですので、決まった時間の自己注射を忘れないようにしましょう。GLP-1は効果や副作用を確認しながら量の調整が必要です。体質や健康状態にあった量で医師に相談の上、調整するようにしましょう。用法容量を守らず使用するのは低血糖などの副作用のリスクとなったり、薬の効果が出なかったりする可能性があります。 5. 過度な飲酒 GLP-1の副作用として急性膵炎が報告されています。過度の飲酒は膵臓に負担をかけるため注意が必要です。また、お酒はカロリーが高く、せっかくのダイエット効果が薄れる可能性がありますので、カロリーの少ないお酒を適度に楽しむようにしましょう。 GLP-1はダイエット効果の高いお薬ではありますが、間違った知識で使用したり、用法容量を守らなかったりすることで、効果が発揮されなかったり、副作用が出現したりする可能性があります。必ず用法容量を守り、医師と相談の上、GLP-1ダイエットに取り組むようにしましょう。 サクセンダの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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エゼチミブ錠は痩せる?副作用や効果について解説
エゼチミブは高コレステロール血症の治療薬として、保険適応がある薬剤です。コレステロールの吸収を抑制し、血中のコレステロール値を低下させる作用があります。 エゼチミブの効果 コレステロールは体内(肝臓)で合成されるのが80%、食事から得られるのが20%といわれています。そのうち、エゼチミブは小腸において食事由来のコレステロールの吸収を抑えるお薬です。体内に入った食物中のコレステロールは、小腸にあるコレステロールトランスポーター(NPC1L1)によって吸収されます。エゼチミブはこのコレステロールトランスポーターの働きを阻害し、コレステロールが吸収されにくくなります。エゼチミブは油が多い食事が好きな方や外食の機会が多い方に効果的であり、脂肪の吸収を阻害して体脂肪の上昇を予防する効果があります。実際に臨床試験でエゼチミブを内服することで脂肪の吸収が約54%阻害されたと報告されています。 スタチンの効果 脂質異常症(高コレステロール血症)の治療では第一選択としてスタチンが使用されています。スタチンはエゼチミブが食事由来のコレステロールの吸収を抑制するのに対して、肝臓がコレステロールを作ることを抑制する効果があり、特に悪玉であるLDLコレステロールが高い方に効果的です。実臨床において、エゼチミブは副作用などでスタチンが使用できない方に使用されたり、スタチンとの併用で使用されたりすることが多いです。 エゼチミブの適応 エゼチミブは下記の疾患で保険適応となっています。 高コレステロール血症:コレステロールの血中濃度が高い状態 家族性高コレステロール血症:生まれつきコレステロールの血中濃度が著しく高い病気 ホモ接合体性シトステロール血症:野菜や果物に含まれるシトステロールが排泄できず、身体に蓄積される病気 ダイエット目的で内服する場合は保険適応ではなく自由診療になります。 エゼチミブの飲み方 エゼチミブはゼチーアとして販売されており、1日1回1錠を決まった時間に内服します。コレステロールは夜に活発に生成されるため、夜の服用がお薦めです。BSクリニックでは、エゼチミブと同じコレステロール低下薬としてリピトールを処方しています。 エゼチミブのダイエット効果 エゼチミブは直接的に体重減少との関連は証明されていません。正直なところ糖質制限の方がダイエットには効率が良く、ダイエット治療で注目されている糖の摂取・吸収に関わるGLP-1などのお薬の方が体重減少に関しては有効です。エゼチミブの内服を開始する方は食事療法や運動療法を併用しており、それらの効果が合わさって体重が減少している可能性が高いです。ジャンクフードが好きな方や外食が多い方に関しては、コレステロールの吸収が抑制されダイエット効果が期待できますが、エゼチミブ単独ではなく複合的なアプローチがダイエットには効率的です。 エゼチミブの副作用 発疹、下痢、腹痛、腹部膨満、吐き気・嘔吐などの症状が出る場合があります。初期症状として腹部症状を感じる場合がありますが、次第に落ち着くのが一般的です。 血液検査ではまれにγGTPの上昇を認めることがありますが、注意するべきはCK(CPK)の値です。CKは、スタチンの重大な副作用である横紋筋融解症で上昇する項目です。エゼチミブでCKの上昇が2.2%認められたと報告されています。エゼチミブと横紋筋融解症の因果関係は不明とされていますが、まれに横紋筋融解症の報告があり、脱力感や筋肉痛などの有無、CKの値に注意していく必要があります。 医師の診察・相談は必ず受けるようにしましょう。 エゼチミブの内服に注意が必要な方 高齢者は生理機能が低下しているため、副作用が出やすく、用法用量には配慮が必要です。 妊娠中、妊娠の可能性がある場合、安全性が確立されていないため、そのリスク以上に治療効果を期待できると判断された場合のみ服用するべきです。 小児以下も安全性が確立されていないため内服しないようにしましょう。 無料カウンセリングはこちら
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メトホルミン(メトグルコ)の効果は?痩せる仕組みや正しい飲み方を解説
メトホルミン(メトグルコ)とは、糖尿病を治療する内服薬ですが、ダイエットに効期が期待できるお薬として注目されています。糖の生成を抑制する作用、食欲を低下させる作用、消化管の運動を抑制し、糖の吸収を抑制する作用などが知られており、ダイエットやダイエット後の体重維持目的で服用される場合があります。それではメトホルミンがなぜダイエットに効果があるのか解説していきます。 メトホルミンの効果 1. 糖新生抑制作用 メトホルミンは血糖値を下げる効果がありますが、その仕組みの一つに糖新生を抑制する作用があります。血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効果を高め、肝臓が糖分を新たに作ることを抑制します。他の医療ダイエットで使用されるお薬ではインスリンの分泌を促進する作用がありますが、メトホルミンではインスリンの分泌量はそのままに、インスリン感受性を高めることで作用します。 2. 食欲低下作用 GLP-1は痩せホルモンとして知られており、ダイエット薬として近年注目されています。メトホルミンはこのGLP-1の分泌を増加させると言われています。GLP-1は脳の満腹中枢に働きかけて食欲を低下させます。また、消化管の運動を低下させたり、糖の吸収を抑制したりして満腹感がもたらされ、過度な食欲を抑制する作用があります。また、この消化管での糖の吸収を抑える働きは急激な血糖値の上昇を防いで、太りにくい体質へと誘導します。 3. AMPKの活性化作用 メトホルミンにはAMPKという酵素を活性化させる力があります。AMPKは体全体のエネルギー量を調整する働きを持っています。メトホルミンの服用によって身体のエネルギー利用が効率的になると、脂肪がエネルギーに変換されやすくなり、筋肉量が増え、太りにくい体質が獲得される可能性があります。 メトホルミンは、服用者の体型に捉われず効果が期待できます。一般的に肥満治療として使用されるお薬は、痩せ型の方が内服すると痩せすぎて不健康に見える可能性があります。しかし、メトホルミンは体重を維持することに効果的な薬剤であり、どのような体型の方でも使用することが可能です。 メトホルミンの飲み方 初めは1日500mgから開始して徐々に維持量へと増量します。通常は1日750mg~1,500mgを内服し、1日の最大量は2,250mgで、1日2~3回に分けて食後に服用することが一般的です。身体の状態によって調整することがありますので、用法や容量に関しては医師と相談しながら調整しましょう。 メトホルミンの副作用 メトホルミンでは下記の副作用が報告されています。 下痢 倦怠感 食欲不振 腹痛 発疹 かゆみ 最も重篤な副作用は乳酸アシドーシスです。乳酸アシドーシスでは身体の中で糖の生成が抑制されることにより、乳酸が身体に蓄積してしまう状態のことです。下痢、倦怠感、筋肉痛などの症状で発症することがあり、場合によっては過呼吸、脱水、低血圧、意識障害などの深刻な状態に至る可能性があります。 メトホルミンの禁忌 以下に該当する方はメトホルミンを使用することができません。 妊娠中・授乳中 脱水や脱水状態 下痢、嘔吐などの胃腸障害 過度のアルコール 利尿剤の内服中 乳酸アシドーシスの既往 上記に該当しない方でも、基礎疾患のある方や内服に不安のある方は医師に相談するようにして下さい。 メトホルミンの注意点 メトホルミンは造影剤を使ったCT検査があるときは服用できません。CT検査で使われるヨード造影剤の作用で、腎機能が低下し、乳酸アシドーシスを起こすリスクが高まります。検査が想定される場合は自らの判断で中止せずに、医師に相談しましょう。 アドレナリン、ピラジナミド、イソニアジドとの併用は避けて下さい。どのお薬も血糖値を下げる作用が減弱する可能性があります。リベルサスなどの他の糖尿病治療薬およびダイエット治療薬と併用する場合、低血糖などの副作用が出現する可能性があるため、安易に併用することは避け、必ず医師に相談しましょう。 メトホルミンの購入について メトホルミンは糖尿病の場合は保険医療機関で処方可能ですが、ダイエット目的の場合には美容クリニックなどの自由診療の医療機関で処方してもらえます。来院処方だけでなくオンラインでの処方も可能な医療機関がありますが、医師の診察・相談はしっかり行いましょう。また、インターネットからも個人輸入で購入ができますが、記載されていない成分が含まれていたり、副作用が出た場合でも医師に相談できなかったりすることから非常に危険ですので絶対に避けてください。 ダイエット薬という視点からメトホルミンについて解説しました。用法・容量を守って正しく使用すれば効果的な内服薬ですが、場合によっては副作用が出現したり、禁忌に触れたりする場合があります。必ず医師に相談のうえ、利用するようにしましょう。 メトホルミンの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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リベルサスは痩せる?リベルサスの効果や副作用について解説
リベルサスとは、GLP-1受容体作動薬と呼ばれる内服薬です。GLP-1は身体の中にもともと存在している物質で「痩せるホルモン」と呼ばれており、このホルモンにより食後の血糖値の上昇が抑制されます。この働きが医療ダイエットの分野で注目され普及しましたが、GLP-1受容体作動薬はもともと注射薬しかありませんでした。リベルサスの登場により内服薬として利用できるようになり、より低リスクで簡単に使用できるようになりました。ダイエット薬として普及しているリベルサスについて、その効果を解説します。 リベルサスのダイエット効果とは 1. 食後の血糖値の上昇を抑制する 糖の吸収が抑制されるため、食べても太りにくい体質になります。 2. 食事量を減らす 消化管の運動が抑制されるため、腹持ちが良くなり少ない食事量で満足できるようになります。 3. 食欲を抑える 脳の視床下部にある満腹中枢に働きかけ、空腹感を感じなくなります。 リベルサスの効果により、糖の吸収が抑制され体質から太りにくくなり、また摂取カロリー自体が減少するため、ダイエット薬としての効果が期待できます。実際の体重減少の効果については個人差がありますが、3~4ヶ月程度で実感できることが多いです。海外の研究にはなりますが、体重減少率が3ヶ月で5.9%、6ヶ月で10.9%というデータが出ており、リベルサスは服用を続けることで減量効果が期待できる内服薬です。服用を途中でやめてしまうと効果が切れてしまうため、継続的に服用することが重要です。 実際にリベルサスの使用中止により食事量が戻ることでリバウンドが問題となることがあります。そのため、医療ダイエットでは体重減少のためリベルサスを使用しますが、合わせて医療機器や脂肪溶解注射などを用いることでリバウンドしないダイエットを提供しています。 リベルサスの飲み方 1日1回1錠(3mg・7mg・14mg)を服用します。空腹の状態でコップ半分(120ml以下)の水で服用することが推奨されています。また、服用後30分は少なくとも飲食や他の薬剤の経口摂取は避けることが推奨されています。リベルサスを使用する前には必ず医師に相談し、禁忌事項や注意事項の確認が重要です。 リベルサスの副作用 副作用としては、気持ち悪いといった吐き気などの胃腸症状が現れることが多いですが、服用を続けていると次第に症状は軽減します。服用による副作用の出現や症状の変化を確認するため、低用量から開始して徐々に用量を上げていくのが一般的です。重篤な副作用としては低血糖があります。低血糖ではふるえ、動悸、冷や汗、空腹感などが生じ、場合によっては意識障害を生じる可能性があります。過度な食事制限を行っている方や、他の糖尿病治療薬を使用している方は低血糖が起こりやすくなります。また、他の重篤な副作用として、急性膵炎を生じることがあり、嘔吐を伴う激しい腹痛や背部痛などを生じることがあります。 リベルサスの危険性 リベルサスには併用禁忌薬に該当するお薬はありませんが、注意が必要なお薬がいくつかあります。 1. 糖尿病治療薬 糖尿病治療薬との併用は、低血糖を生じる可能性があるため注意が必要です。 2. レボチロキシン製剤(甲状腺ホルモン製剤) リベルサスによる消化運動の抑制が、レボチロキシン製剤の作用を強めることがあります。 リベルサスは、使用する方の健康状態によっては注意が必要な場合があります。 1. 重度の胃腸障害がある方 胃腸障害が悪化したり、胃腸症状の副作用が強く出現したりすることがあります。 2. 膵炎の既往歴がある方 副作用の急性膵炎が生じることがあり、注意が必要です。 3. 低血糖の危険性がある方 脳下垂体機能不全、副腎機能不全、栄養不良状態、激しい運動後、過度のアルコール摂取者などにおいては低血糖が出現する可能性があります。 4. 胃摘出後の方 リベルサスは胃で吸収されるため、その効果が薄れる可能性があります。 5. 妊娠予定2ヶ月以内の女性・妊婦・授乳婦 原則的にリベルサスの使用は認められていません。 リベルサスの服用が禁忌の場合がありますので注意してください。 1. リベルサスに対してアレルギー(過敏症)の既往がある方 重篤なアレルギーを生じてアナフィラキシーショックに至る可能性があります。 2. 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の方 インスリン製剤による治療が必須となるため、リベルサスの併用は禁忌です。 リベルサスの服用が他の治療に影響したり、副作用を起こす原因となったりすることがあるので、服用にあたっては必ず医師に相談してください。 リベルサスの購入について リベルサスは2型糖尿病治療において保険適用となります。また、肥満治療においても保険適用が可能であり、BMIが35以上の高度肥満や、BMIが25以上で脂質異常などの生活習慣病を持っている方も適用されます。病的な肥満の場合は保険医療機関での処方をおすすめします。 医療ダイエットでのリベルサスの処方は自由診療になります。リベルサスの保険適用外の費用は投与量によって異なります。実際の価格はクリニックによって異なる場合がありますので、治療を受ける際に予算や費用面を考慮する必要があります。 一部のクリニックではオンラインの処方が可能ですが、用法や容量を守らずに内服することは非常に危険であり、症状や基礎疾患などについて、医師への相談は忘れずに行ってください。 近年、海外通販などでリベルサスが取り扱われており購入が可能ですが、正規品と異なることがあったり、通常よりも高額になったりする場合があるため、トラブルが多くお薦めできません。リベルサスは自己判断で服用するのは非常に危険であり、絶対に避けるべきです。 ここまでリベルサスについてご紹介してきました。リベルサスは体重減少において非常に有効な内服薬です。しかしながら、服用をやめてしまうとリバウンドの原因となったり、重篤な副作用を生じたりする可能性があり、服用にあたっては必ず医師と相談のうえで進めるようにしましょう。 リベルサスの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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ダイエット注射(GLP-1)は安全?効果・副作用などを解説
ダイエット注射(GLP-1)は、注射を打つだけで体重減少の効果が見込める、自己注射です。無理な食事制限や運動をしなくても痩せられるうえ、太りにくい体質になるため、医療痩身の治療プランとしてダイエット注射(GLP-1)を取り入れているクリニックは数多く存在します。 このコラムでは、ダイエット注射(GLP-1)の安全性や、効果・副作用について解説しています。無理なく痩せる注射が気になる方にご覧いただきたい内容です。 ダイエット注射(GLP-1)の安全性 ダイエット注射(GLP-1)の1つに、GLP-1製剤のサクセンダがあります。サクセンダはアメリカのFDA(米国食品医薬品局)、EMA(ヨーロッパ医薬品許可当局)、MFDS(韓国食品医薬品安全処)の承認を受けており、アメリカでは抗肥満薬として認められています。 ただし、投与量や体質によっては、ダイエット注射(GLP-1)が適さない場合もあるため、医師の診察を必ず受けてから使用するようにしてください。個人輸入による自己判断での使用は、安全性が保証されていないため推奨できません。 ダイエット注射(GLP-1)の効果 そもそもGLP-1とは、人間の体内にあるホルモンの1つです。ダイエット注射(GLP-1)には、GLP-1と同じ働きをするGLP-1受容体作動薬が含まれており「血糖値の上昇抑制」「食欲抑制」「体重減少」の効果があります。 GLP-1受容体作動薬が膵臓に働きかけることで、インスリンが分泌されて血糖値を下げる仕組みとなっています。血糖値の上昇は肥満を誘発するため、ダイエットにおいて血糖値のコントロールは重要です。 またGLP-1受容体作動薬には、胃の働きをゆるやかにして消化のペースを遅くする作用があるため、満腹感を持続させ、食欲の抑制が可能です。食欲の抑制は体重減少へつながり、ダイエット成功に一歩近づきます。 ダイエット注射(GLP-1)の副作用 注射針を刺す痛みが気になる方もいるかもしれませんが、ダイエット注射(GLP-1)では、髪の毛ほどの細い針を使用します。そのため個人差はありますが、ほとんど痛みを感じません。 また身体がGLP-1受容体作動薬に慣れるまで、便秘、吐き気、胃のむかつき、下痢などの症状が現れる場合もあります。一定期間症状が治まらなかったり、強い症状に悩まされたりした場合は、すぐに医師へご相談ください。 まとめ ダイエット注射(GLP-1)の安全性や、効果や副作用をご紹介しました。アメリカでも肥満治療の1つとして採用されているダイエット注射(GLP-1)は、注射だけで手軽に体重を減少させられます。 運動しても中々痩せられない方や、食事制限ができずに痩せられない方は、BSクリニックの無料カウンセリングへお越しください。 サクセンダの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら