医学博士監修ダイエットお役立ちコラム
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ゼニカルはやばい?効果や油漏れの匂い・危険性について解説
ゼニカルはダイエット外来で処方される医療用医薬品の1つです。 脂肪の吸収を抑制する成分が含まれており、体重減少の効果が期待できます。ゼニカルは医療機関において医師の診断のもと、肥満を改善する必要がある方に向けて処方されるのが一般的です。 しかし、2024年4月よりゼニカルと同様の効果を持つ要指導医薬品が薬剤師のいる薬局・薬店で販売を開始しました。ダイエット効果が期待できる市販薬として注目されていますが、服用する際は患者様ご自身で薬の作用を正しく理解することが大切です。 このコラムでは、ゼニカルの効果や飲み方、服用によって起こる油漏れやビタミン不足などの副作用について解説します。 ゼニカルとは ゼニカルとは、アメリカ食品医薬品局(FDA)で認証された肥満治療薬です。 通常、食事から摂取した脂質は、体内の脂肪を分解する消化酵素「リパーゼ」の働きによって「脂肪酸」と「グリセリン」に分解され、小腸から吸収されます。しかし、ゼニカルを服用すると、有効成分「オルリスタット」によって「リパーゼ」の働きが阻害され、脂肪の吸収が抑制されます。そのため、食事から摂取した脂質が体内に吸収されにくくなるため、肥満改善をサポートする効果が期待できます。 ゼニカルの効果 ゼニカルの服用で期待できる効果は、以下の3点です。 脂質を消化・分解する酵素の働きを阻害する 脂肪の吸収を抑制する 吸収されなかった脂質は便として体外に排出する ゼニカルに配合された有効成分「オルリスタット」は、食事で摂取した脂質の約30%を体外に排出します。ゼニカル服用中は、体内に吸収されなかった脂質が便として排出されます。自然と摂取カロリーが抑えられるため、食生活を気にせずダイエットに取り組めます。 ゼニカルの飲み方 脂質を多く含む食事を摂取するときに、1回1錠を食事中または食後1時間以内に服用してください。ゼニカルは食事から摂取する脂質に対して効果を発揮するため、脂質が少ない食事のときに服用しても効果はあまり期待できません。 また、1回に2錠以上服用してしまうと、脂溶性ビタミン不足や下痢など副作用のリスクを高める危険性があります。ゼニカルの効果を正しく発揮するためにも、用法用量を守って服用してください。 ゼニカルの油漏れについて ゼニカルの副作用には「油漏れ」があります。油漏れとは、食事で摂取し、体内で吸収されなかった脂質が肛門から無意識に漏れ出てしまうことです。油漏れは下着だけでなく、椅子やソファーにも汚れがつく可能性があります。油汚れであるため、色や匂いがついてしまうと洗濯してもなかなか落ちません。処方薬であるゼニカルだけでなく、同様の効果がある要指導医薬品でも油漏れは起こり得るため、事前に対策を心がける必要があります。 ゼニカルの油漏れはいつから? 一般的に、ゼニカルの成分によって体内に吸収されなかった脂質は、ゼニカル服用後1~2日程度で油混じりの便として排出されます。油の色は黒や茶色で、油特有の匂いがします。脂質を多く含む食事を摂取すると、油漏れの量も増えてしまうため注意しましょう。 ゼニカルの油漏れはいつまで続く? ゼニカルの油漏れは、体内に吸収されなかった脂質がすべて体外に排出されるまで続きます。服用を中止した場合、3日程度で油分の排泄がなくなるのが一般的です。大切な予定がある場合は医師と相談のうえ、当日の2~3日前から服用を中止することをおすすめします。 ゼニカルの油漏れ・匂い対策は? 脂質が少ない食事を摂取すると、油漏れの量を減らすことが可能です。しかし、油漏れを防ぐのは難しいため、尿取りパッドや大人用のおむつ、生理用ナプキンを使用して対策してください。匂いが気になるときに備えて、いつでも交換できるように予備を持ち歩いておくと安心です。 ゼニカルの副作用 油漏れ以外のゼニカルの副作用として、「脂溶性ビタミン不足」「排便回数やおならの増加」「肌トラブルの発生」があげられます。 ● 脂溶性ビタミン不足 脂溶性ビタミンとは、油脂に溶けて体内に吸収されるビタミンです。ゼニカルは、食事で摂取した脂質を体外に排出する効果があります。そのため、脂質に溶けた脂溶性ビタミンは体内に吸収されないまま排出される可能性があります。ビタミン不足を回避するためには、野菜や果物を摂取して栄養を管理することが大切です。 ● 排便回数やおならの増加 ゼニカルを服用すると、体内に吸収されなかった脂質は腸内にたまりやすくなります。その影響で、下痢のような症状を起こして急にトイレに行きたくなったり、お腹が張っておならが出やすくなったりする場合があります。おならは油漏れを同時に起こす可能性もあるため、注意が必要です。 ● 肌トラブルの発生 ゼニカルの成分によって肌に含まれる油分が不足したり、ビタミンが不足したりすると、肌が乾燥しやすくなります。肌の乾燥を防ぐためには、乳液やクリームなどを使用して、普段より意識的に肌の保湿ケアを行うことが大切です。 ゼニカルの購入方法 ゼニカルは医療機関や通販サイトで購入できます。ただし、通販サイトから購入すると偽物が届く場合があります。偽物の医薬品を使用すると身体に異変が生じる可能性もあるため、医療機関で処方されることをおすすめします。 まとめ ゼニカルは肥満改善をサポートするダイエット薬ですが、副作用として油漏れのリスクが伴います。ゼニカルを服用する際は、効果や副作用について正しく理解し、事前に大人用のおむつや生理用ナプキンで対策するように心がけましょう。 BSクリニックでは、無料カウンセリングを承っています。患者様一人ひとりに合わせて効果的な治療プランをご提案しますので、お気軽に当院までご相談ください。 無料カウンセリングはこちら
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脂肪溶解注射がリバウンドしにくい理由とは? 効き目と注意点を解説
脂肪溶解注射は、お腹やお尻、太ももなどの気になる部位に薬剤を注入して、部分痩せ効果が期待できる医療ダイエットです。食事制限や運動などによる従来のダイエットでは、リバウンドによって体重がもとに戻る、あるいは痩せる前の体重よりも太ってしまうケースがあります。 しかし、脂肪溶解注射は痩身効果だけでなく、施術後にリバウンドが起こりにくいという特徴もあるため、ダイエットの強い味方になります。 このコラムでは、脂肪溶解注射でリバウンドが起こりにくい理由をはじめ、身体に及ぼす効き目や作用、脂肪溶解注射の施術後に注意すべき点について解説します。 脂肪溶解注射でリバウンドが起こりにくい理由 脂肪溶解注射でリバウンドが起こりにくい理由は、主要成分のデオキシコール酸がリバウンドの原因となる脂肪細胞を破壊し、老廃物として排出する作用があるためです。 脂肪細胞を破壊 従来のダイエット方法では、脂肪細胞を小さくしても数を減らすことはできません。そのため、ダイエットをやめると脂肪細胞は余分なカロリーを蓄積して再び大きくなり、結果的にリバウンドの原因となります。 脂肪溶解注射には、アメリカのFDA(食品医薬品局)によって脂肪溶解効果が認められた「デオキシコール酸」が配合されており、脂肪細胞を直接破壊する作用があります。 脂肪細胞を老廃物として排出 デオキシコール酸による有効成分の働きによって破壊された脂肪細胞は、細胞膜の修復が行われずに老廃物となります。そして尿や便などの代謝によって、体外に排出されます。この作用によって体内の脂肪細胞の数が減少するため、脂肪溶解注射は施術後にリバウンドが起こりにくいとされています。 脂肪溶解注射のリバウンドに関する注意点 脂肪細胞を破壊して排出する効果がある脂肪溶解注射ですが、リバウンドの可能性が完全になくなるわけではありません。施術後に暴飲暴食や運動不足、不規則な生活を続けると、体内に残っている脂肪細胞が肥大化してリバウンドする可能性があります。 脂肪溶解注射のリバウンドに関する主な注意点は以下の3点です。 脂肪溶解注射後の食事に注意する 脂肪溶解注射後は適度に運動をする 脂肪溶解注射の効果に即効性はない 脂肪溶解注射後の食事に注意する 脂肪溶解注射後にリバウンドを起こりにくくするためには、健康的な食生活が不可欠です。高カロリーや高脂肪の食品を控え、栄養バランスのとれた食事を心がけてください。特に代謝向上や筋力維持に役立つビタミンやミネラル、タンパク質の積極的な摂取をおすすめします。正しい食生活を実践することで、リバウンドの可能性を減らしてダイエット効果の持続が可能です。 脂肪溶解注射後は適度に運動をする 脂肪溶解注射の効果を維持するためには、日常的に適度な運動を行うことも重要です。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、代謝を活性化させて脂肪細胞の排出を促進します。さらに筋トレによって筋肉量が増大すれば基礎代謝が向上し、よりリバウンドが起こりにくい体質に改善できます。 脂肪溶解注射の効果に即効性はない 脂肪溶解注射には脂肪細胞を減少させる効果がありますが、脂肪細胞が老廃物となって排出されるまでのプロセスが必要なため、数週間程度の時間がかかります。そのため、施術後すぐにリバウンドのリスクが低下するわけではありません。 まとめ 脂肪溶解注射は脂肪細胞を破壊して排出する作用があるため、施術後のリバウンドを起こりにくくします。 ただし、リバウンドの可能性が完全になくなるわけではないため、施術後は健康的な食生活や適度な運動を心がけるなど、生活習慣に注意する必要があります。また、脂肪溶解注射には即効性がないため、リバウンドしにくい体質に改善されるまで時間がかかる可能性があります。 BSクリニックでは、無料カウンセリングを承っています。丁寧なカウンセリングによって、患者様の体質や生活習慣に適した効果的な痩身治療をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。 無料カウンセリングはこちら
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メディカルダイエットとは? 効果やメリット・デメリットについて解説
痩せるために食事制限や運動によるダイエットに挑戦したものの、思うように成果が出なくて継続できなかった経験はありませんか? 従来のダイエット方法は、効果が出るまで時間がかかり、途中で挫折してしまう方も少なくありません。そんな方におすすめしたいのが「メディカルダイエット」です。 メディカルダイエットは医師のサポートによって無理なく体重を落とせるため、「食事を我慢するのがつらい」「運動が苦手」「部分痩せがしたい」「痩せてもすぐリバウンドしてしまう」などの お悩みをもつ方におすすめのダイエット方法です。 このコラムでは、メディカルダイエットの効果やメリットとデメリット、種類や副作用についてわかりやすく解説します。 メディカルダイエットとは メディカルダイエットとは、医師の指導のもとで行われる医学的・科学的根拠に基づいたダイエット方法です。医療の力でダイエットを成功させることを目的としているため、「医療ダイエット」ともいわれます。 医療機関でしか取り扱いができない医療ダイエットマシンや、医薬品や漢方などのダイエット薬、特定部位の脂肪を落とすダイエット注射などを組み合わせた痩身治療を行い、 効率的に体脂肪を減らして理想のボディラインを実現できます。 メディカルダイエットは従来のダイエットとは異なり、過度な食事制限や運動は必要ありません。そのため、つらいダイエットで挫折した経験がある方に適しています。 また、患者様一人ひとりの体質や目標に合わせた治療が可能なため、ダイエットを継続しやすい点も特徴です。 メディカルダイエットの効果 メディカルダイエットを行うことによって、以下の効果が期待できます。 食欲の抑制 血糖値の上昇を抑える 脂肪細胞の破壊 筋肉量の増強 基礎代謝の向上 美肌効果 メディカルダイエットでは、ダイエット薬によってウエイトコントロールを行うのが一般的です。ダイエット薬には食欲を抑える効果や、脂肪吸収を抑制する効果などがあります。 食事量をコントロールして食べ過ぎを防止できるため、無理なく減量をすることが可能です。また、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果もあるため、安定した血糖値を保つことで脂肪を溜め込みにくい身体になります。 医療ダイエットマシンによる施術では、肥満の根本的な原因である脂肪細胞を直接破壊する効果があります。脂肪細胞を破壊して減らすことで、リバウンドのリスクを軽減できます。 さらに、筋肉に刺激を与えるダイエットマシンによって、筋肉量の増加も可能です。筋肉量が増えると基礎代謝が向上するため、太りにくく痩せやすい体質へと改善できます。 加えて、メディカルダイエットは美肌効果も期待できます。施術によって肌の新陳代謝が促進されるため、肌にハリや弾力を与えるコラーゲンとエラスチンの生成が活性化し、肌質の改善に寄与します。 このように、メディカルダイエットはさまざまな効果によって、健康や美容に配慮しながら効率的に体重を落とすことができるダイエット方法です。 メディカルダイエットのメリット メディカルダイエットのメリットは、以下の5点があげられます。 食事制限やハードな運動が不要 リバウンドしにくい 痩せやすい体質に改善 部分痩せが可能 健康面のリスクが小さい メディカルダイエットの最大のメリットは、つらい食事制限や激しい運動が不要であることです。 普段どおりの生活を送りながら、ストレスなく体重を落とすことができるため、ダイエットを挫折してしまうリスクがぐっと下がります。また、従来のダイエットは一時的に痩せても、リバウンドによって体重がもとに戻ることがあります。 メディカルダイエットは脂肪細胞を破壊することができるため、ダイエット後もリバウンドが起こりにくく、体型の維持がしやすくなります。 さらにメディカルダイエットは、気になる部位にピンポイントでアプローチができ、通常のダイエットでは難しい二の腕やお腹周り、太ももなどの部分痩せにも効果的です。 その他にも、メディカルダイエットには「ダイエットに伴う健康上のリスクを抑えられる」といったメリットがあります。自己流のダイエットの場合、偏った食生活や誤った方法によって健康を害してしまうケースも珍しくありません。メディカルダイエットでは、医師による専門的な指導を受けることができるため、体質に合わせた無理のない治療で健康的にダイエットを継続することができます。 メディカルダイエットのデメリット メディカルダイエットは多くのメリットがある反面、デメリットについても事前に理解をすることが重要です。 メディカルダイエットのデメリットは、以下の2点です。 副作用のリスクがある 施術によってはダウンタイムが生じる メディカルダイエットのデメリットには、ダイエット薬による副作用のリスクがあります。 主な症状としては下痢、便秘、低血糖、吐き気、口の渇き、食欲不振などです。ただし、副作用の症状には個人差があり、治療の継続に伴って軽減していく傾向があります。また、医療ダイエットマシンによる施術を受けた場合、施術部位の赤みや内出血などのダウンタイムが発生する場合があります。 メディカルダイエットの副作用やダウンタイムについて不安がある場合は、カウンセリングの際に担当の医師へ相談してください。 メディカルダイエットの種類 メディカルダイエットで行われる痩身治療には、「医療ダイエットマシン」「ダイエット注射・点滴」「ダイエット薬」の3種類があります。患者様の体質やお悩みに合わせて、これらの治療方法を適切に選択または組み合わせて提供しています。 医療ダイエットマシン 脂肪冷却 医療ハイフ(HIFU) ラジオ波 医療電磁場EMS ●脂肪冷却 脂肪冷却は、肥満の根本的な原因となる脂肪細胞を凍らせて、代謝によって体外へ排出させる医療ダイエットマシンです。脂肪細胞そのものを減少させるため、リバウンドしにくい体質に改善できます。 ●医療ハイフ(HIFU) 医療ハイフは、超音波の熱エネルギーによって気になる部位の脂肪を溶解し、同時に肌のたるみやしわを改善できる医療ダイエットマシンです。コラーゲンやエラスチンの生成を促進する作用もあるため、美肌効果も期待できます。 ●ラジオ波 ラジオ波は、高周波エネルギーによって体内で摩擦熱を発生させ、血行の改善と老廃物の排出を促進します。体内の代謝機能が向上することにより、むくみの改善や肌のリフトアップ、セルライトの減少などに効果を発揮します。 ●医療電磁場EMS 医療電磁場EMSは、電磁波のエネルギーで筋肉を収縮させて、運動と同様の効果をもたらす医療ダイエットマシンです。家庭・エステ用のEMSと比較して深層部の筋肉までエネルギーを届けられるため、筋力増強や脂肪燃焼効果に期待できます。 ダイエット注射・点滴 脂肪溶解注射 ダイエット点滴 ●脂肪溶解注射 脂肪溶解効果のあるデオキシコール酸を注入し、皮下脂肪を溶かして体外に排出するダイエット注射です。施術後の腫れやダウンタイムが少ないことが特徴で、顔やお腹、二の腕や太ももなどの部分痩せに効果があります。 ●ダイエット点滴 ダイエット点滴は、脂肪燃焼を促すL-カルニチンやビタミン不足を補う成分を含み、代謝の活性化によってダイエット効果をもたらします。さらに美肌効果、疲労回復、冷え性改善などの効果も期待できます。 ダイエット薬 GLP-1ダイエット(リベルサス・サクセンダ) メトホルミン SGLT2阻害薬カナグル サノレックス ゼニカル エパデール リピトール アカルボース 防風通聖散 防己黄耆湯 BBXプラス ●食欲を抑える薬 ダイエットの成功には食事量のコントロールが不可欠です。GLP-1受容体作動薬のリベルサスやサクセンダ、厚生労働省が肥満治療薬として承認したサノレックスは、服用すると食欲を抑制する作用があるため、無理なく食事量を減らせます。 また、ダイエットサプリメントのBBXプラスは、ストレスホルモンといわれるコルチゾールを調整する作用によって、ストレスによる過食を防ぎます。 ●血糖値の上昇を抑える薬 アカルボースやメトホルミンは、食後の急激な血糖値の上昇を抑制する効果があります。血糖値の上昇が緩やかになると糖質が脂肪として蓄積しにくくなるため、ダイエット効果が期待できます。 ●糖や脂肪の吸収を防ぐ薬 SGLT2阻害薬カナグルやゼニカルは、体内の余分な糖や脂肪を尿や便とともに排出する作用があるため、脂肪がつきにくい体質に改善できます。また、エパデールやリピトールは、皮下脂肪の原因となる血液中の中性脂肪やコレステロールを減らす効果があります。 ●体内環境を整える薬 生薬を配合した漢方薬には、体内環境を緩やかに整える効果があります。これにより脂肪の燃焼促進や代謝機能の改善など、さまざまなダイエット効果へとつながります。18種類の生薬が配合された防風通聖散は、お腹周りの脂肪を分解・燃焼を促進し、体内の水分バランスを整える作用がある防已黄耆湯は、水太りやむくみの改善に効果的です。 メディカルダイエットの副作用 メディカルダイエットでは、ダイエット薬の服用やダイエット注射によって副作用が現れる可能性があります。メディカルダイエットによる主な副作用は以下のとおりです。 下痢 便秘 吐き気 食欲不振 低血糖 痛みや内出血 ダイエット薬は消化器官に働きかけて作用するため、副作用として胃腸障害が生じる可能性があります。主な症状には下痢や便秘、吐き気、食欲不振などがあり、通常は服用の初期段階で現れて、継続することで徐々に改善されていく傾向がみられます。また、血糖値を抑制するダイエット薬は、血糖値の下がり過ぎによる低血糖のリスクがあるため、過度な糖質制限や無酸素運動との併用は避けてください。 その他、ダイエット注射による施術は、注射部位に痛みや内出血、しこりが生じる場合があります。 ただし、副作用のリスクには個人差があるため、すべての方にこれらの症状が現れるわけではありません。 メディカルダイエットの注意点 メディカルダイエットで事前に注意すべき点として、以下の4点があります。 個人輸入は利用しない 医師の指導に従って用法・用量を守る 保険適用ではない 副作用が出た場合はクリニックに相談 メディカルダイエットにおける注意点の1つとして、薬の個人輸入による危険性があげられます。偽造品や粗悪品の入手によって健康上のリスクを伴うことがあります。メディカルダイエットの痩身治療は、必ず医師の指導のもと用法・用量を守って行うことが重要です。誤った使用は副作用のリスクを高めるだけでなく、期待される痩身効果を得られない可能性もあります。 また、メディカルダイエットは原則として保険適用外となるため、治療にかかる費用については事前に確認しておくことが重要です。 万が一副作用が現れたり、治療が身体に合わないと感じた場合は、速やかに医師に相談してください。軽微な症状であっても早めに相談して医師の指示に従うことで、健康面でのリスクを軽減することができます。 まとめ メディカルダイエットは、医学的な知見に基づいて実施される痩身治療であり、つらい食事制限や運動も不要なため、ダイエットを挫折した経験がある方におすすめのダイエット方法です。反面、副作用やダウンタイムなどのデメリットや注意点もあるため、不安な点は事前に医療機関へ相談することをおすすめします。 BSクリニックでは無料カウンセリングを承っています。患者様のご希望をヒアリングし、適切なダイエットプログラムをご提案いたしますので、ぜひお気軽にお越しください。 無料カウンセリングはこちら
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GLP-1ダイエットはやばい?危険性やデメリットを専門医が解説
GLP-1ダイエットとは、「痩せホルモン」といわれるGLP-1と同じ作用を起こす薬を使用するダイエット方法です。食欲を抑えて満腹感を持続させる効果があるため、つらい我慢をせずに自然に食事量を減らせます。 手軽な反面で「GLP-1ダイエットって危険じゃないの?」「GLP-1ダイエットには副作用があるから怖い」など、GLP-1ダイエットに関して不安を抱く方も少なくありません。 このコラムでは、GLP-1ダイエットに関心はあるけど不安という方に向けて、GLP-1ダイエットの危険性や副作用、デメリットについて解説します。 GLP-1ダイエットの危険性 GLP-1ダイエットで考えられる危険性は、以下の3点です。 副作用 個人輸入のリスク 糖質制限や無酸素運動との併用 GLP-1ダイエットの副作用 GLP-1ダイエットには、副作用として消化器官の障害や血糖値の変化に関わる症状が現れる可能性があります。 GLP-1ダイエットによる主な副作用としては「低血糖」「胃腸紹介」「膵炎」の3つがあげられます。 1. 低血糖 GLP-1ダイエットで使用するGLP-1受容体作動薬は、血糖値が低い状態の場合は作用しないため、一般的に低血糖のリスクは低いとされています。ただし、糖質制限ダイエットや他の糖尿病治療薬を併用すると、低血糖を引き起こす可能性があるため注意が必要です。低血糖になると、倦怠感や脱力感、めまい、吐き気、手足の震え、冷や汗、動悸などの症状が現れます。 2. 胃腸障害 GLP-1ダイエットは、食べ物の消化を緩やかにして満腹感を持続させる効果がある反面、胃腸障害を引き起こすリスクもあります。主な症状としては、吐き気、便秘、下痢、嘔吐などです。これらの症状はGLP-1ダイエットの治療開始直後に現れやすく、継続して使用するうちに治まっていきます。 3. 膵炎 GLP-1ダイエットは、インスリンの分泌を促すよう膵臓に働きかける作用があるため、副作用として膵炎のリスクがあります。膵炎の症状として多くみられるのは、激しい腹痛や嘔吐などですが、特に上腹部や背中に痛みがある場合は、膵炎の疑いがあります。 個人輸入のリスク GLP-1ダイエットは、体内に投与したGLP-1受容体作動薬が消化器官に働きかけるため、吐き気や下痢、腹痛などの副作用を引き起こすリスクがあります。また、GLP-1受容体作動薬を個人輸入で入手してしまうと、偽造品や粗悪品によって望まない効果が生じる恐れがあります。そのため、GLP-1ダイエットは必ず医療機関で処方された薬を使用し、用法用量を守って行ってください。 糖質制限や無酸素運動との併用 過度な糖質制限や筋トレ、短距離走などの無酸素運動をGLP-1ダイエットと組み合わせると、血糖値の急激な低下によってめまいや意識障害を引き起こす危険性があります。 そのため、GLP-1ダイエット中は栄養バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。また、運動をする場合は無酸素運動ではなく、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。適度な有酸素運動には、ダイエット効果を高めてリバウンドしにくくなるメリットがあります。 GLP-1ダイエットのデメリット・注意点 GLP-1受容体作動薬には、注射のサクセンダと錠剤のリベルサスがあります。サクセンダは1日1回の自己注射が必要なため、針や痛みが苦手な方にとってはデメリットとなる可能性があります。一方でリベルサスは1日1錠を飲むだけなので、手軽さではサクセンダを上回ります。 また、GLP-1ダイエットは治療を開始してすぐに痩せるわけではありません。効果が現れるまでに1ヶ月程度かかる場合があるため、継続的な治療が必要です。ただし、治療期間中に食事量を減らすことが難しい場合や、用法用量を守って服用しない場合は減量効果が現れにくくなります。 治療を始めてから体調に異変が現れた場合はすぐに薬の使用を止め、早めに医師に相談してください。特に低血糖の症状が出た場合は、速やかにブドウ糖を補給して安静にする必要があります。 その他の注意点として、GLP-1ダイエットには禁忌があり、以下のケースに当てはまる場合は治療を受けることができません。 腹部の手術、腸閉塞の既往歴のある方 18歳未満または70歳以上の方 BMI18.5未満の方 腹部手術、腸閉塞の既往歴がある方 膵臓疾患の既往歴のある方 重度の肝機能障害や腎機能障害の方 胃腸障害のある方 甲状腺疾患がある方 低血糖を起こす恐れがある方 糖尿病の方 摂食障害がある方 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性がある方 まとめ GLP-1ダイエットは食欲を抑えて無理なく減量できる一方で、危険性や副作用などの注意点もあります。しかし、事前に正しい情報を把握したうえで、医師の指導のもと用法用量を守って治療を受ければ、リスクを抑えて体重を落とすことが可能です。 BSクリニックでは、無料カウンセリングを承っています。丁寧なカウンセリングによって、患者様の体質や生活習慣に適した効果的な痩身治療をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。 GLP-1ダイエットの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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防風通聖散の効果や副作用とは? どれくらいで効果が出るのか専門医師が解説
防風通聖散は肥満症を改善する漢方薬です。発汗・便通・清熱・利尿を促す作用により、脂肪燃焼・分解、便秘解消、肩こり・のぼせ解消、副鼻腔炎改善、湿疹・皮膚炎改善などの効果を発揮します。18種の生薬の効能を組み合わせることで、多種多様な効果を生む防風通聖散ですが、「痩せる漢方薬」としてとりわけダイエット効果に注目されています。 このコラムでは、防風通聖散のダイエット効果や痩せる仕組み、副作用などを解説します。 防風通聖散のダイエット効果 防風通聖散を服用すると、以下のダイエット効果が期待できます。 脂肪分解・燃焼 便秘解消 むくみ解消 防風通聖散のメインの生薬は麻黄(マオウ)と防風(ボウフウ)です。 麻黄は、交感神経を刺激して脂肪細胞を活性化させて、脂肪の分解・燃焼を促進します。さらに甘草(カンゾウ)、荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)などの生薬が脂肪細胞の活性化状態が持続するように働きかけ、麻黄の脂肪分解・脂肪燃焼効果をサポートします。 防風には発汗作用や血行促進作用、解熱作用があります。発汗や血行促進で余分な水分や老廃物を排出し、むくみを解消して身体を引き締めます。解熱作用で体内の熱が下がると食欲を抑えられるため、食べ過ぎてしまう方に有効です。 また、防風通聖散は胃腸の調子を整えて消化を促進する効能もあるため、便秘の解消も期待できます。便秘が続いていると、腸内に留まっている便から水分や糖質、脂質が再吸収され、不要なエネルギーが皮下脂肪に蓄えられてしまいます。そのため、防風通聖散を服用して便秘を解消することで皮下脂肪の増加を抑えることができます。さらに、防風通聖散は食事で取り込んだ脂質を便とともに排出する効果も確認されています。 このように、防風通聖散は18種の生薬によるさまざまな効能を組み合わせて肥満を改善します。 防風通聖散はどれくらいで効果が出る? 防風通聖散は2週間~1ヶ月程度飲み続けるとダイエット効果が現れ始めます。症状や体質により、効果を実感する時期は一人ひとり異なりますが、1ヶ月以上服用してもダイエット効果を感じられない場合は、体質に合っていない可能性が考えられます。担当の医師または薬剤師に相談しましょう。 ただ飲み続けるだけじゃダメ?より効果を出す方法 防風通聖散は脂肪分解・燃焼、便秘解消、むくみ解消の3つのダイエット効果で肥満解消をサポートしてくれる漢方薬ですが、炭水化物の制限や軽い運動を取り入れると、より効果を発揮します。さらにダイエット効果を実感したい方は、ご自身の体調と相談しながら、食生活の見直しや運動を取り入れてみてください。 防風通聖散の副作用 漢方薬は一般的に副作用が少ないとされていますが、患者様の体質や他の医薬品との飲み合わせにより副作用が現れる可能性があります。 防風通聖散による副作用の主な症状は以下のとおりです。 胃の不快感・食欲不振・吐き気・腹痛・下痢 動悸・不眠・発汗過多 発疹・発赤・かゆみ 防風通聖散には大黄(ダイオウ)や芒硝(ボウショウ)という便秘を改善する効能をもつ生薬が含まれているため、下剤との併用は避けてください。また、防風通聖散に含まれる麻黄には交感神経を刺激する作用があるため、エフェドリンやテオフィリンなどの交感神経刺激作用のある薬との併用は注意が必要です。さらに防風通聖散は、甘草が含まれる漢方薬や医薬品、食品と併用すると、むくみや血圧上昇などを起こす偽アルドステロン症になる可能性があります。その他、間質性肺炎や肝障害、ミオパチー、腸間膜静脈硬化症の発症も報告されています。 ご自身の体質が原因で副作用が現れてしまう場合もありますが、防風通聖散と相性の悪い漢方薬や医薬品との併用を避けることで、望まない変化を回避することが可能です。 防風通聖散やその他の漢方薬や医薬品を服用する際は、まず医師や薬剤師に相談しましょう。万が一副作用が現れた場合も担当の医師や薬剤師にご相談ください。 防風通聖散の注意点 防風通聖散は、お腹周りに脂肪がつき肥満で、体力があり食欲旺盛で便秘気味の方に適している漢方薬です。そのため、痩せ気味で体力がなく、食欲不振で胃腸が弱い方が服用すると、下痢や腹痛などの副作用を起こしやすい傾向があります。 また、妊娠中もしくは妊娠している可能性がある方には防風通聖散の服用をおすすめしません。防風通聖散に含まれる大黄、芒硝は排便を促進して便秘を解消する効能がありますが、同時に子宮収縮作用や骨盤内臓器の充血作用もあるため、流産や早産を引き起こす危険性があります。授乳中の場合も乳児に影響を与える可能性があるため、服用を避けてください。 その他にも、以下の項目に当てはまる方は服用をおすすめしません。 狭心症や心筋梗塞などの循環器系障害、重症高血圧症、排尿障害、甲状腺機能亢進症、高度の腎臓機能障害の診断を受けたことがある方 15歳未満の方 65歳以上の方 まとめ 防風通聖散は肥満解消をサポートする優れた漢方薬ですが、ただ服用しているだけですぐ痩せられる万能薬ではありません。防風通聖散を服用しながら、健康的な食生活や適度な運動を心がけることでダイエット効果を発揮します。 「食事制限によるダイエットが続かない」「運動して痩せてもすぐリバウンドしてしまう」などのお悩みをお持ちの方は、当院へお気軽にご相談ください。 防風通聖散の詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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脂肪冷却は効果ない?副作用や施術方法について解説
脂肪冷却とは 脂肪冷却とは脂肪細胞を凍らせることで脂肪を溶解し、部分痩せさせる画期的なダイエット治療です。脂肪冷却では脂肪と水の氷点の違いを利用して、身体の主成分の水を温存し、脂肪細胞だけを破壊させる温度で、皮膚を吸引しながら冷却します。一度破壊された脂肪細胞は老廃物として体外に排出されます。皮膚やその他の組織は影響を受けない温度で冷やすため、脂肪以外には影響が出ず、運動やダイエットでは落としにくい部位の脂肪もピンポイントで落とすことができます。脂肪細胞を冷却して破壊する脂肪冷却は、医療行為に該当します。そのため、痩身治療としてしっかりとした効果を期待するには、医療機関を受診する必要があります。 脂肪冷却がおすすめの方 部分的に脂肪が気になる方 運動したくない方 脂肪吸引のような外科手術に抵抗がある方 リバウンドを繰り返している方 痩せにくい体質の方 脂肪冷却は過度な運動や食事制限をすることなく目的の部位を痩せさせることができます。 脂肪冷却による部分痩せ 脂肪冷却は目的の部位を痩せさせる部分痩せが可能であり、下記の部位で人気が高まっています。 太もも 下腹部 二の腕 頬・顎(フェイスライン) 脂肪冷却の施術は、ピンポイントで脂肪が気になる部位のサイズダウンが可能です。運動で落とせない部分の脂肪を減らしたり、加齢が原因で崩れたボディラインを調整したりできます。 脂肪冷却の効果はいつから? 脂肪冷却の施術効果は、早ければ1ヶ月で実感することがあります。脂肪冷却によって壊された脂肪細胞は細胞死(アポトーシス)を生じ、老廃物として体外に排出されますが、時間を要することがあります。個人差はありますが効果が出るのに2ヶ月以上かかる場合もあります。 脂肪冷却の副作用 赤み 痛み 内出血 腫れ 一時的に副作用が出現する可能性がありますが、時間の経過とともに改善します。施術後10分程度は、患部に冷たさや引っ張られるような感覚がありますが、数分程度で徐々に気にならなくなることがほとんどです。冷却による赤みは2〜3時間程度で落ち着きます。内出血は1週間もあれば落ち着くことが一般的です。 脂肪冷却のメリット 1. メスや麻酔を使わない 脂肪冷却はメスや麻酔を使用せず非侵襲的で身体への負担が少ないことから、日本だけでなく海外でも人気の施術になっています。 2. リバウンドしにくい部分痩せができる 全身のさまざまな部位に対して、部分痩せの効果が期待できることは説明しましたが、脂肪細胞の数自体を減少させることができるため、リバウンドしにくいという特徴があります。 脂肪冷却のデメリット 1. 施術中に冷たさや引っ張り感がある 脂肪冷却の施術は痛みが少なく、麻酔も必要ありませんが、冷たさや引っ張られる刺激を感じることがあります。特に冷却開始時は冷たさによる痛みを感じることがありますが、すぐに皮膚の感覚はなくなるので痛みは軽減します。肌の刺激になるので肌の状態によっては施術を受けることができない可能性があります。 2. すぐには効果を実感しにくい 凍結した脂肪は時間をかけて老廃物として体外に排出されるため、効果が出るまでに時間がかかります。 脂肪冷却の施術回数 脂肪冷却の施術回数と施術頻度は、部位やマシン、個人個人の希望によっても異なりますが、2か月に1回、合計1〜5回が一般的です。1回の施術で効果を実感する方が多いですが、より効果を発揮させるため、また体型を定着させるために同じ部位を複数回施術することがあります。 脂肪冷却を受けることができない方 ペースメーカーを挿入されている方 極端に脂肪が少ない方 施術部位に皮膚の炎症や異常がある方 施術部位に循環障害や寒冷過敏がある方 また、出血傾向がある方は内出血が生じる可能性が高く注意が必要です。 以上、脂肪冷却について説明しました。脂肪冷却は痛みが少なく安全に施行可能なダイエット医療として人気が高いです。しかし、頻度は低いものの副作用を生じる可能性があり、施術にあたってはしっかりと医師と相談のうえ、行うようにしましょう。 脂肪冷却の詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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ハイフ(HIFU)とは?美容効果について解説
ハイフ(HIFU)とは正式名称「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字をとった略称であり、日本語では高密度焦点式超音波治療法のことをいいます。高密度の超音波を皮下組織や筋膜にのみ照射することで、表面の皮膚を傷つけることなく肌を引き締め、引き上げることができるリフトアップ法の1つです。今回はハイフについて詳しく解説します。 ハイフの原理 ハイフは超音波を目的の層に照射して、皮膚や周りの組織にダメージを与えずに、目的とする層にのみ強い熱エネルギーを与えることが可能です。熱エネルギーを与えることで、顔を引き締めリフトアップすると同時に、熱を受けた皮膚組織はコラーゲンとエラスチンの生成を促進し、弾力性のある肌へと導きます。 医療用ハイフとエステハイフの違い ハイフには医療用ハイフとエステハイフがありますが、医療用ハイフの方が出力が高く、エステハイフよりも優れた効果が期待できます。また、医療用ハイフの方が細かい設定ができるため、痛みや肌の状態に合わせて調節が可能です。 ハイフがおすすめの方 しわ、たるみが気になる方 フェイスラインを改善したい方 痛みやリスクなくリフトアップをしたい方 お腹痩せ、二の腕のリフトアップをしたい方 ハイフの効果 1. ほうれい線や目元、まぶたのたるみを改善 ハイフはほうれい線や目元・まぶたのたるみに対して効果が期待できます。表情筋が衰えたりコラーゲンが減少したりすると、肌のハリや弾力が失われてほうれい線や目元、まぶたのたるみが目立つようになります。ハイフは真皮層から筋膜層の組織を収縮させ、顔のたるみを改善することができます。 2. フェイスラインの改善 ハイフは二重あごなどのフェイスラインの改善に有効です。皮下組織と表情筋の間にある皮膚を支えるSMAS層が加齢により劣化して緩むとたるみの原因になります。ハイフはSMAS層を引き締めて、肌の内側からたるみを改善し、小顔効果が期待できます。 3. お腹痩せ、二の腕のリフトアップ ハイフはお腹痩せや二の腕の引き締めにも有効です。顔以外に照射するボディハイフでは皮下脂肪のみに超音波をあて、脂肪細胞に対して熱エネルギーを加えます。破壊された脂肪細胞は老廃物とともに身体から排出され、2週間から1か月程度でサイズダウンが実感できます。一度壊れた脂肪細胞は再生しないのでリバウンドしにくい部分痩せが可能です。また、ハイフの熱エネルギーによってコラーゲン生成が促進され、皮膚のたるみも改善されます。お腹や二の腕のほか、ウエストや臀部などさまざまな箇所の部分痩せが期待できます。 ハイフの持続効果 ハイフの効果は施術後から実感できる方もいますが個人差があります。術後1か月以内には効果が実感できる場合が多いです。持続期間は3~6ヶ月程度が目安になりますが、これも個人差があります。生活習慣の改善により効果が延長することが報告されており、また、再施術によっても効果が長期間維持されることがあります。ハイフの間隔は個人差があるため医師と相談しながら決めるべきだと思いますが、その持続期間から3〜6ヶ月に1回が目安になることが多いです。 ハイフの長所 1. 施術時間が短い ハイフは顔全体への照射が平均40分程度で終わるため、無理のないスケジュールで施術を受けることができます。 2. 痛みとダウンタイムがほとんどない ハイフでは施術の傷が残らず、肌への負担がほとんどありません。改善したい部位に応じてショット数を調整することで、個人個人に適した治療が可能です。 ハイフの短所 1. 施術の対象に制限がある ハイフは妊娠中や授乳中の方は受けることができません。また、ペースメーカーが入っている方も禁忌になります。その他、プロテーゼの挿入後は禁忌であり、ヒアルロン酸やボトックス注入後、脱毛やピーリングの後、間もない期間などでは治療を受けられないことがあるのでご注意ください。 2. 副作用が出現することがある 基本的にハイフではダウンタイムや副作用はほとんどありませんが、稀な副作用として赤み、浮腫み、内出血、かさぶたなどがあります。いずれも1週間程度で改善します。ハイフ後は紫外線の影響を受けやすくなることがあり、肌の水分量が一時的に減少して乾燥しやすくなります。ハイフの施術後は保湿やUVケアを十分に行いましょう。筋肉痛のような痛みを感じることがありますが、この場合は患部の強い圧迫やマッサージを避けてください。ほとんどの副作用は時間経過とともに改善しますが、症状がひどい場合や長引く場合は、医師に相談するようにしましょう。また、稀に頬がこけたようになる方がいらっしゃるので、医師に相談のうえ、施術を受けるようにしてください。 以上、ハイフについて解説しました。ハイフは非侵襲的な美容施術として人気が高く、代表的な美容医療機器となっています。近年、さまざまな非侵襲的美容医療機器が海外から導入され、日本でも使用可能となっていますが、それぞれの機器で特徴や効果、副作用が異なるため医師と相談しつつ、自分に適した治療方法を決めることが大切です。 無料カウンセリングはこちら
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- 医療ダイエット
医療ダイエットの効果とは?おすすめ治療を紹介
外科的手術と非外科的手術 医療ダイエットといえば、脂肪吸引のような外科治療を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、痛みやダウンタイムを伴うことから抵抗を感じる方も多く、近年、脂肪吸引よりも安全かつ手軽な非外科的ダイエット治療の需要が拡大しています。 医療ダイエットはリバウンドしにくいダイエット 激しい運動や過度な食事制限により一時的なダイエットに成功しても、痩せた状態を維持することは容易ではありません。ジムやエステなどを利用した従来のダイエットでは、脂肪細胞が小さくなるものの、その数が減ることはなく、ダイエットをやめてしまうと脂肪細胞は再び大きくなり、リバウンドにつながってしまいます。医療ダイエットでは脂肪細胞自体を減らすことができるため、効果を実感しやすく、リバウンドしにくいというメリットがあります。また、医療ダイエットでは豊富な知識と確かな技術を持った医療系資格者が施術を担当しており、医学的に安全性と有効性が保証された治療の提供が可能です。さらに医師が常駐しているため、万が一トラブルがあった時もすぐに診察を受けることができる環境が整っています。 医療ダイエットの種類 医療ダイエットでは注射・ダイエット機器などを用いたダイエット治療や、医師による指導のもとで行う食事療法、ホルモン注射、内服治療などが行われます。通常のダイエットでは、食事制限や運動で皮下脂肪を減少させるのが一般的ですが、ご自身に合わない方法で痩せようとすると、ダイエットがストレスになり継続が困難です。医療ダイエットでは、脂肪細胞を破壊することで皮下脂肪の体積を減らす他、薬による治療で食欲を低下させたり、医療機器を用いて太りにくい体質を作ったりするため、食事制限や運動をしなくても簡単にダイエットを成功させることが可能です。 ここではその具体的な内容について紹介します。 脂肪溶解注射 脂肪溶解注射とは、部分痩せを目的とした注射のことで、痩せたい部分に注射をすることで脂肪が薬剤によって溶かされ、注射した箇所がサイズダウンします。脂肪細胞自体を破壊するため、肥大化した脂肪細胞で発生するセルライトにも効果を発揮します。二の腕・太もも・お腹・顔のようにダイエットで痩せにくい部位であっても簡単に部分痩せができ、早い段階で効果も実感できるため、脂肪溶解注射は医療ダイエットの中でも人気の治療方法です。 脂肪冷却 脂肪冷却とは脂肪を凍らせることで脂肪を溶解し、部分痩せさせる痩身治療です。脂肪冷却は脂肪と水の氷点の違いを利用して、身体の主成分の水を温存し、脂肪分だけを死滅させる温度で皮膚を冷却します。その結果、脂肪細胞内の脂肪分が結晶化し、脂肪細胞は破壊され細胞死が生じます。一度凍らせた脂肪細胞は老廃物として体外に排出され、リバウンドしにくいダイエットが可能です。 EMS EMSは「Electrical Muscle Stimulation」の略称であり、筋肉に電気刺激を与えて収縮運動を起こす機器のことです。電磁場によって筋肉を強制的に収縮させ、筋力の増強と脂肪の燃焼を同時に促すことが可能で、トレーニングが苦手な方でも、寝ているだけで筋肉量を増やすことができます。筋肉の収縮により血行が改善して酸素摂取量が増加し、局所の温度が上昇して代謝が活発になることで、運動と同等の効果を発揮します。脂肪を減らすだけでは、引き締まったボディラインは作ることはできません。EMSを用いることで筋力をつけて基礎代謝を上げ、太りにくい身体を作りながら健康的に理想の体型を目指します。 ラジオ波 ラジオ波とは30MHz~300MHzの高い周波数の電磁波のことです。ラジオ波を体内に流すことで、その振動によって肌の深部で摩擦による熱を発生させ、体内の深部温度を上昇させます。その結果、セルライトが軟化し、脂肪の分解・燃焼が効率良く生じます。さらには代謝が亢進して身体の引き締め効果も得られます。 HIFU HIFUとはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略称です。高密度の超音波を皮下の特定の層に照射することで表面の皮膚を傷つけることなく強い熱エネルギーを与えることが可能です。HIFUによって焦点部位を65~70℃以上に上げることで脂肪細胞の破壊が可能となります。破壊された脂肪は老廃物と一緒に身体から排出され、リバウンドしにくい部分痩せが可能です。また、HIFUの熱エネルギーによってコラーゲン生成が促進され、皮膚のたるみも改善されます。 まとめ 医療ダイエットは、身体に負担をかけることなく、安全かつ効果的なダイエット方法として年々人気が高まっています。医療の力によって高いダイエット効果を発揮するため、厳しい食事制限や過度な運動をしなくても簡単に理想の体型が手に入り、あらゆる方法を試してもダイエットが成功しなかった方におすすめです。全身の皮下脂肪を減らすことはもちろん、脂肪溶解注射や医療機器を使用する治療を行えば、太りにくい体質を獲得し、自力でのダイエットでは難しい部分痩せも簡単に実現します。また、脂肪細胞を小さくするのではなく、根本から減少させることでリバウンドが起こりにくいということも大きなメリットの一つです。自力でのダイエットで思うように結果が出ない方、部分痩せしたい方、リバウンドにお悩みの方は諦めずにご相談ください。 無料カウンセリングはこちら
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医療ダイエットは保険適用外になる?適用条件を解説
医療保険制度について 日本の医療保険制度は、職業や年齢によって種類は異なりますが、全ての国民が「被用者保険」「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」のいずれかに加入しています。これを「国民皆保険制度」といい、国民全員が平等に医療を受けることができるようになっています。国民皆保険制度は、被保険者である国民全員が納める保険料と、国や地方の公費により成り立っています。この制度により病気で医療機関を受診したときに保険証を提示すれば、基本的に3割の負担で医療を受けることが可能です。 医療保険の適用範囲 医療保険制度では、保険適用の病名、検査、治療などが詳細に分類されており、大まかに下記のように分類されます。 保険適応 病気 怪我 歯科診療 薬局の調剤費 訪問診療など 保険適用外 先進医療 歯科材料 正常な妊娠と出産 美容医療 健康診断 予防接種 不妊治療は助成金が支払われていたものの保険適用ではありませんでしたが、2022年4月より保険適用になっています。 美容医療の保険適用 美容医療は病気を対象としておらず、見た目をきれいにして満足度を高めることが目的のため、基本的には自由診療になります。美容外科手術は自由診療になりますが、形成外科領域で生まれつきの奇形・ケガ・悪性腫瘍などによる変型や欠損などに対して手術を行い、機能や外見を改善させることは、病気・怪我を扱う保険適用の治療になります。 医療ダイエットは保険適用? 医療ダイエットは、メディカルダイエット、医療痩身などとも呼ばれ、形成外科、美容外科、美容皮膚科などの医師や看護師によって、注射・医療機器・内服薬などを使った医療行為による痩身治療です。その目的は、肥満という病気を治すことではなく、脂肪を減少させて体型を改善し、見た目をきれいにすることにあります。そのため美容目的の診療であり健康保険の適用にはならず、自由診療になります。自由診療の場合、料金は各施設で自由に決めることができますため、各施設での治療方法、料金、保証制度などをよく比較検討することが大切です。 肥満の治療は保険適用 治療が必要な肥満に対しては保険が適応されることがあります。一般的に肥満症とは、身長と体重から求められるBMIが25㎏/㎡以上ですが、更に肥満の度合いによって細かく分類されます。食事療法、運動療法、行動療法などで痩せることを目指すことが一般的です。BMIが35kg/㎡以上の病的な肥満の場合に保険が適応となり、マジンドール(サノレックス®)が適応になります。食事療法と運動療法を行っても効果が不十分な場合に、食欲抑制薬として1〜3ヵ月間使用されますが、条件を満たさない場合は適応外使用になります。 まとめ 保険適用で利用可能なダイエット治療は、食事療法や運動療法が中心で適用される薬も限られており、継続が難しいことがあります。保険適用になるというダイエットが謳われている場合には、なぜ保険適用になるのか説明を受けるようにしましょう。 無料カウンセリングはこちら