医療ダイエットの効果とは?おすすめ治療を紹介
- 投稿日:2023年07月05日
- 更新日:2023年10月26日

外科的手術と非外科的手術

医療ダイエットといえば、脂肪吸引のような外科治療を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、痛みやダウンタイムを伴うことから抵抗を感じる方も多く、近年、脂肪吸引よりも安全かつ手軽な非外科的ダイエット治療の需要が拡大しています。
医療ダイエットはリバウンドしにくいダイエット
激しい運動や過度な食事制限により一時的なダイエットに成功しても、痩せた状態を維持することは容易ではありません。ジムやエステなどを利用した従来のダイエットでは、脂肪細胞が小さくなるものの、その数が減ることはなく、ダイエットをやめてしまうと脂肪細胞は再び大きくなり、リバウンドにつながってしまいます。医療ダイエットでは脂肪細胞自体を減らすことができるため、効果を実感しやすく、リバウンドしにくいというメリットがあります。また、医療ダイエットでは豊富な知識と確かな技術を持った医療系資格者が施術を担当しており、医学的に安全性と有効性が保証された治療の提供が可能です。さらに医師が常駐しているため、万が一トラブルがあった時もすぐに診察を受けることができる環境が整っています。
医療ダイエットの種類

医療ダイエットでは注射・ダイエット機器などを用いたダイエット治療や、医師による指導のもとで行う食事療法、ホルモン注射、内服治療などが行われます。通常のダイエットでは、食事制限や運動で皮下脂肪を減少させるのが一般的ですが、ご自身に合わない方法で痩せようとすると、ダイエットがストレスになり継続が困難です。医療ダイエットでは、脂肪細胞を破壊することで皮下脂肪の体積を減らす他、薬による治療で食欲を低下させたり、医療機器を用いて太りにくい体質を作ったりするため、食事制限や運動をしなくても簡単にダイエットを成功させることが可能です。 ここではその具体的な内容について紹介します。
脂肪溶解注射

脂肪溶解注射とは、部分痩せを目的とした注射のことで、痩せたい部分に注射をすることで脂肪が薬剤によって溶かされ、注射した箇所がサイズダウンします。脂肪細胞自体を破壊するため、肥大化した脂肪細胞で発生するセルライトにも効果を発揮します。二の腕・太もも・お腹・顔のようにダイエットで痩せにくい部位であっても簡単に部分痩せができ、早い段階で効果も実感できるため、脂肪溶解注射は医療ダイエットの中でも人気の治療方法です。
脂肪冷却

脂肪冷却とは脂肪を凍らせることで脂肪を溶解し、部分痩せさせる痩身治療です。脂肪冷却は脂肪と水の氷点の違いを利用して、身体の主成分の水を温存し、脂肪分だけを死滅させる温度で皮膚を冷却します。その結果、脂肪細胞内の脂肪分が結晶化し、脂肪細胞は破壊され細胞死が生じます。一度凍らせた脂肪細胞は老廃物として体外に排出され、リバウンドすることなくダイエットが可能です。
EMS

EMSは「Electrical Muscle Simulation」の略称であり、筋肉に電気刺激を与えて収縮運動を起こす機器のことです。電磁場によって筋肉を強制的に収縮させ、筋力の増強と脂肪の燃焼を同時に促すことが可能で、トレーニングが苦手な方でも、寝ているだけで筋肉量を増やすことができます。筋肉の収縮により血行が改善して酸素摂取量が増加し、局所の温度が上昇して代謝が活発になることで、運動と同等の効果を発揮します。脂肪を減らすだけでは、引き締まったボディラインは作ることはできません。EMSを用いることで筋力をつけて基礎代謝を上げ、太りにくい身体を作りながら健康的に理想の体型を目指します。
ラジオ波

ラジオ波とは30MHz~300MHzの高い周波数の電磁波のことです。ラジオ波を体内に流すことで、その振動によって肌の深部で摩擦による熱を発生させ、体内の深部温度を上昇させます。その結果、セルライトが軟化し、脂肪の分解・燃焼が効率良く生じます。さらには代謝が亢進して身体の引き締め効果も得られます。
HIFU

HIFUとはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略称です。高密度の超音波を皮下の特定の層に照射することで表面の皮膚を傷つけることなく強い熱エネルギーを与えることが可能です。HIFUによって焦点部位を65~70℃以上に上げることで脂肪細胞の破壊が可能となります。破壊された脂肪は老廃物と一緒に身体から排出され、リバウンドすることなく部分痩せが可能です。また、HIFUの熱エネルギーによってコラーゲン生成が促進され、皮膚のたるみも改善されます。
まとめ

医療ダイエットは、身体に負担をかけることなく、安全かつ効果的なダイエット方法として年々人気が高まっています。医療の力によって高いダイエット効果を発揮するため、厳しい食事制限や過度な運動をしなくても簡単に理想の体型が手に入り、あらゆる方法を試してもダイエットが成功しなかった方におすすめです。全身の皮下脂肪を減らすことはもちろん、脂肪溶解注射や医療機器を使用する治療を行えば、太りにくい体質を獲得し、自力でのダイエットでは難しい部分痩せも簡単に実現します。また、脂肪細胞を小さくするのではなく、根本から減少させることでリバウンドが起こらないということも大きなメリットの一つです。自力でのダイエットで思うように結果が出ない方、部分痩せしたい方、リバウンドにお悩みの方は諦めずにご相談ください。
監修医師

学歴・経歴
九州大学医学部を卒業後、数々の有名病院で勤務。癌治療や分子生物学の研究で学位を取得した後、美容クリニックの勤務を経て2023年にBSクリニック顧問医師に就任。 医療に対する学術論文を複数発表し、国内外の有名な機関紙にも掲載され評価を得る。
資格・所属学会一覧
- 日本肥満学会 正会員
- 日本美容外科学会 正会員
- 日本癌学会 正会員
- 日本脳腫瘍学会 正会員
- 日本脳卒中学会 正会員・専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 正会員・専門医
- 日本脳卒中の外科学会 正会員・技術認定医
- 日本神経内視鏡学会 正会員・技術認定医
- 日本脊髄外科学会 正会員
- 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科専門医
- 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
- 厚生労働省認定 臨床研修指導医
- ボトックスビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
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メトホルミン(メトグルコ)とは、糖尿病を治療する内服薬ですが、ダイエットに効期が期待できるお薬として注目されています。糖の生成を抑制する作用、食欲を低下させる作用、消化管の運動を抑制し、糖の吸収を抑制する作用などが知られており、ダイエットやダイエット後の体重維持目的で服用される場合があります。それではメトホルミンがなぜダイエットに効果があるのか解説していきます。 メトホルミンの効果 1. 糖新生抑制作用 メトホルミンは血糖値を下げる効果がありますが、その仕組みの一つに糖新生を抑制する作用があります。血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効果を高め、肝臓が糖分を新たに作ることを抑制します。他の医療ダイエットで使用されるお薬ではインスリンの分泌を促進する作用がありますが、メトホルミンではインスリンの分泌量はそのままに、インスリン感受性を高めることで作用します。 2. 食欲低下作用 GLP-1は痩せホルモンとして知られており、ダイエット薬として近年注目されています。メトホルミンはこのGLP-1の分泌を増加させると言われています。GLP-1は脳の満腹中枢に働きかけて食欲を低下させます。また、消化管の運動を低下させたり、糖の吸収を抑制したりして満腹感がもたらされ、過度な食欲を抑制する作用があります。また、この消化管での糖の吸収を抑える働きは急激な血糖値の上昇を防いで、太りにくい体質へと誘導します。 3. AMPKの活性化作用 メトホルミンにはAMPKという酵素を活性化させる力があります。AMPKは体全体のエネルギー量を調整する働きを持っています。メトホルミンの服用によって身体のエネルギー利用が効率的になると、脂肪がエネルギーに変換されやすくなり、筋肉量が増え、太りにくい体質が獲得される可能性があります。 メトホルミンは、服用者の体型に捉われず効果が期待できます。一般的に肥満治療として使用されるお薬は、痩せ型の方が内服すると痩せすぎて不健康に見える可能性があります。しかし、メトホルミンは体重を維持することに効果的な薬剤であり、どのような体型の方でも使用することが可能です。 メトホルミンの飲み方 初めは1日500mgから開始して徐々に維持量へと増量します。通常は1日750mg~1,500mgを内服し、1日の最大量は2,250mgで、1日2~3回に分けて食後に服用することが一般的です。身体の状態によって調整することがありますので、用法や容量に関しては医師と相談しながら調整しましょう。 メトホルミンの副作用 メトホルミンでは下記の副作用が報告されています。 下痢 倦怠感 食欲不振 腹痛 発疹 かゆみ 最も重篤な副作用は乳酸アシドーシスです。乳酸アシドーシスでは身体の中で糖の生成が抑制されることにより、乳酸が身体に蓄積してしまう状態のことです。下痢、倦怠感、筋肉痛などの症状で発症することがあり、場合によっては過呼吸、脱水、低血圧、意識障害などの深刻な状態に至る可能性があります。 メトホルミンの禁忌 以下に該当する方はメトホルミンを使用することができません。 妊娠中・授乳中 脱水や脱水状態 下痢、嘔吐などの胃腸障害 過度のアルコール 利尿剤の内服中 乳酸アシドーシスの既往 上記に該当しない方でも、基礎疾患のある方や内服に不安のある方は医師に相談するようにして下さい。 メトホルミンの注意点 メトホルミンは造影剤を使ったCT検査があるときは服用できません。CT検査で使われるヨード造影剤の作用で、腎機能が低下し、乳酸アシドーシスを起こすリスクが高まります。検査が想定される場合は自らの判断で中止せずに、医師に相談しましょう。 アドレナリン、ピラジナミド、イソニアジドとの併用は避けて下さい。どのお薬も血糖値を下げる作用が減弱する可能性があります。リベルサスなどの他の糖尿病治療薬およびダイエット治療薬と併用する場合、低血糖などの副作用が出現する可能性があるため、安易に併用することは避け、必ず医師に相談しましょう。 メトホルミンの購入について メトホルミンは糖尿病の場合は保険医療機関で処方可能ですが、ダイエット目的の場合には美容クリニックなどの自由診療の医療機関で処方してもらえます。来院処方だけでなくオンラインでの処方も可能な医療機関がありますが、医師の診察・相談はしっかり行いましょう。また、インターネットからも個人輸入で購入ができますが、記載されていない成分が含まれていたり、副作用が出た場合でも医師に相談できなかったりすることから非常に危険ですので絶対に避けてください。 ダイエット薬という視点からメトホルミンについて解説しました。用法・容量を守って正しく使用すれば効果的な内服薬ですが、場合によっては副作用が出現したり、禁忌に触れたりする場合があります。必ず医師に相談のうえ、利用するようにしましょう。 メトホルミンの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら
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リベルサスは痩せる?リベルサスの効果や副作用について解説
リベルサスとは、GLP-1受容体作動薬と呼ばれる内服薬です。GLP-1は身体の中にもともと存在している物質で「痩せるホルモン」と呼ばれており、このホルモンにより食後の血糖値の上昇が抑制されます。この働きが医療ダイエットの分野で注目され普及しましたが、GLP-1受容体作動薬はもともと注射薬しかありませんでした。リベルサスの登場により内服薬として利用できるようになり、より低リスクで簡単に使用できるようになりました。ダイエット薬として普及しているリベルサスについて、その効果を解説します。 リベルサスのダイエット効果とは 1. 食後の血糖値の上昇を抑制する 糖の吸収が抑制されるため、食べても太りにくい体質になります。 2. 食事量を減らす 消化管の運動が抑制されるため、腹持ちが良くなり少ない食事量で満足できるようになります。 3. 食欲を抑える 脳の視床下部にある満腹中枢に働きかけ、空腹感を感じなくなります。 リベルサスの効果により、糖の吸収が抑制され体質から太りにくくなり、また摂取カロリー自体が減少するため、ダイエット薬としての効果が期待できます。実際の体重減少の効果については個人差がありますが、3~4ヶ月程度で実感できることが多いです。海外の研究にはなりますが、体重減少率が3ヶ月で5.9%、6ヶ月で10.9%というデータが出ており、リベルサスは服用を続けることで減量効果が期待できる内服薬です。服用を途中でやめてしまうと効果が切れてしまうため、継続的に服用することが重要です。 実際にリベルサスの使用中止により食事量が戻ることでリバウンドが問題となることがあります。そのため、医療ダイエットでは体重減少のためリベルサスを使用しますが、合わせて医療機器や脂肪溶解注射などを用いることでリバウンドしないダイエットを提供しています。 リベルサスの飲み方 1日1回1錠(3mg・7mg・14mg)を服用します。空腹の状態でコップ半分(120ml以下)の水で服用することが推奨されています。また、服用後30分は少なくとも飲食や他の薬剤の経口摂取は避けることが推奨されています。リベルサスを使用する前には必ず医師に相談し、禁忌事項や注意事項の確認が重要です。 リベルサスの副作用 副作用としては、気持ち悪いといった吐き気などの胃腸症状が現れることが多いですが、服用を続けていると次第に症状は軽減します。服用による副作用の出現や症状の変化を確認するため、低用量から開始して徐々に用量を上げていくのが一般的です。重篤な副作用としては低血糖があります。低血糖ではふるえ、動悸、冷や汗、空腹感などが生じ、場合によっては意識障害を生じる可能性があります。過度な食事制限を行っている方や、他の糖尿病治療薬を使用している方は低血糖が起こりやすくなります。また、他の重篤な副作用として、急性膵炎を生じることがあり、嘔吐を伴う激しい腹痛や背部痛などを生じることがあります。 リベルサスの危険性 リベルサスには併用禁忌薬に該当するお薬はありませんが、注意が必要なお薬がいくつかあります。 1. 糖尿病治療薬 糖尿病治療薬との併用は、低血糖を生じる可能性があるため注意が必要です。 2. レボチロキシン製剤(甲状腺ホルモン製剤) リベルサスによる消化運動の抑制が、レボチロキシン製剤の作用を強めることがあります。 リベルサスは、使用する方の健康状態によっては注意が必要な場合があります。 1. 重度の胃腸障害がある方 胃腸障害が悪化したり、胃腸症状の副作用が強く出現したりすることがあります。 2. 膵炎の既往歴がある方 副作用の急性膵炎が生じることがあり、注意が必要です。 3. 低血糖の危険性がある方 脳下垂体機能不全、副腎機能不全、栄養不良状態、激しい運動後、過度のアルコール摂取者などにおいては低血糖が出現する可能性があります。 4. 胃摘出後の方 リベルサスは胃で吸収されるため、その効果が薄れる可能性があります。 5. 妊娠予定2ヶ月以内の女性・妊婦・授乳婦 原則的にリベルサスの使用は認められていません。 リベルサスの服用が禁忌の場合がありますので注意してください。 1. リベルサスに対してアレルギー(過敏症)の既往がある方 重篤なアレルギーを生じてアナフィラキシーショックに至る可能性があります。 2. 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の方 インスリン製剤による治療が必須となるため、リベルサスの併用は禁忌です。 リベルサスの服用が他の治療に影響したり、副作用を起こす原因となったりすることがあるので、服用にあたっては必ず医師に相談してください。 リベルサスの購入について リベルサスは2型糖尿病治療において保険適用となります。また、肥満治療においても保険適用が可能であり、BMIが35以上の高度肥満や、BMIが25以上で脂質異常などの生活習慣病を持っている方も適用されます。病的な肥満の場合は保険医療機関での処方をおすすめします。 医療ダイエットでのリベルサスの処方は自由診療になります。リベルサスの保険適用外の費用は投与量によって異なります。実際の価格はクリニックによって異なる場合がありますので、治療を受ける際に予算や費用面を考慮する必要があります。 一部のクリニックではオンラインの処方が可能ですが、用法や容量を守らずに内服することは非常に危険であり、症状や基礎疾患などについて、医師への相談は忘れずに行ってください。 近年、海外通販などでリベルサスが取り扱われており購入が可能ですが、正規品と異なることがあったり、通常よりも高額になったりする場合があるため、トラブルが多くお薦めできません。リベルサスは自己判断で服用するのは非常に危険であり、絶対に避けるべきです。 ここまでリベルサスについてご紹介してきました。リベルサスは体重減少において非常に有効な内服薬です。しかしながら、服用をやめてしまうとリバウンドの原因となったり、重篤な副作用を生じたりする可能性があり、服用にあたっては必ず医師と相談のうえで進めるようにしましょう。 リベルサスの詳細ページはこちら 無料カウンセリングはこちら