脂肪冷却は効果ない?副作用や施術方法について解説
- 投稿日:2023年07月25日
- 更新日:2023年12月07日

脂肪冷却とは

脂肪冷却とは脂肪細胞を凍らせることで脂肪を溶解し、部分痩せさせる画期的なダイエット治療です。脂肪冷却では脂肪と水の氷点の違いを利用して、身体の主成分の水を温存し、脂肪細胞だけを破壊させる温度で、皮膚を吸引しながら冷却します。一度破壊された脂肪細胞は老廃物として体外に排出されます。皮膚やその他の組織は影響を受けない温度で冷やすため、脂肪以外には影響が出ず、運動やダイエットでは落としにくい部位の脂肪もピンポイントで落とすことができます。脂肪細胞を冷却して破壊する脂肪冷却は、医療行為に該当します。そのため、痩身治療としてしっかりとした効果を期待するには、医療機関を受診する必要があります。
脂肪冷却がおすすめの方
- 部分的に脂肪が気になる方
- 運動したくない方
- 脂肪吸引のような外科手術に抵抗がある方
- リバウンドを繰り返している方
- 痩せにくい体質の方
脂肪冷却は過度な運動や食事制限をすることなく目的の部位を痩せさせることができます。
脂肪冷却による部分痩せ
脂肪冷却は目的の部位を痩せさせる部分痩せが可能であり、下記の部位で人気が高まっています。
- 太もも
- 下腹部
- 二の腕
- 頬・顎(フェイスライン)
脂肪冷却の施術は、ピンポイントで脂肪が気になる部位のサイズダウンが可能です。運動で落とせない部分の脂肪を減らしたり、加齢が原因で崩れたボディラインを調整したりできます。
脂肪冷却の効果はいつから?

脂肪冷却の施術効果は、早ければ1ヶ月で実感することがあります。脂肪冷却によって壊された脂肪細胞は細胞死(アポトーシス)を生じ、老廃物として体外に排出されますが、時間を要することがあります。個人差はありますが効果が出るのに2ヶ月以上かかる場合もあります。
脂肪冷却の副作用
- 赤み
- 痛み
- 内出血
- 腫れ
一時的に副作用が出現する可能性がありますが、時間の経過とともに改善します。施術後10分程度は、患部に冷たさや引っ張られるような感覚がありますが、数分程度で徐々に気にならなくなることがほとんどです。冷却による赤みは2〜3時間程度で落ち着きます。内出血は1週間もあれば落ち着くことが一般的です。
脂肪冷却のメリット

1. メスや麻酔を使わない
脂肪冷却はメスや麻酔を使用せず非侵襲的で身体への負担が少ないことから、日本だけでなく海外でも人気の施術になっています。
2. リバウンドしにくい部分痩せができる
全身のさまざまな部位に対して、部分痩せの効果が期待できることは説明しましたが、脂肪細胞の数自体を減少させることができるため、リバウンドしにくいという特徴があります。
脂肪冷却のデメリット

1. 施術中に冷たさや引っ張り感がある
脂肪冷却の施術は痛みが少なく、麻酔も必要ありませんが、冷たさや引っ張られる刺激を感じることがあります。特に冷却開始時は冷たさによる痛みを感じることがありますが、すぐに皮膚の感覚はなくなるので痛みは軽減します。肌の刺激になるので肌の状態によっては施術を受けることができない可能性があります。
2. すぐには効果を実感しにくい
凍結した脂肪は時間をかけて老廃物として体外に排出されるため、効果が出るまでに時間がかかります。
脂肪冷却の施術回数

脂肪冷却の施術回数と施術頻度は、部位やマシン、個人個人の希望によっても異なりますが、2か月に1回、合計1〜5回が一般的です。1回の施術で効果を実感する方が多いですが、より効果を発揮させるため、また体型を定着させるために同じ部位を複数回施術することがあります。
脂肪冷却を受けることができない方
- ペースメーカーを挿入されている方
- 極端に脂肪が少ない方
- 施術部位に皮膚の炎症や異常がある方
- 施術部位に循環障害や寒冷過敏がある方
また、出血傾向がある方は内出血が生じる可能性が高く注意が必要です。
以上、脂肪冷却について説明しました。脂肪冷却は痛みが少なく安全に施行可能なダイエット医療として人気が高いです。しかし、頻度は低いものの副作用を生じる可能性があり、施術にあたってはしっかりと医師と相談のうえ、行うようにしましょう。
参考文献
1. Zahra Alizadeh, Farzin Halabchi, Reza Mazaheri, Maryam Abolhasani, Mastaneh Tabesh. Review of the Mechanisms and Effects of Noninvasive Body Contouring Devices on Cellulite and Subcutaneous Fat. Int J Endocrinol Metab. 2016 Oct; 14(4): e36727.
引用:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5236497/
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