脂肪溶解注射は1回だけでも効果ある?必要回数や効果をアップさせる方法を紹介
- 投稿日:2024年08月28日
顔や身体に注射することで脂肪を分解し、排出して顔痩せや全身痩せが叶う施術として人気の脂肪溶解注射は、数回行うことが一般的です。
しかし、費用面やスケジュール管理の面から、1回だけの注射でどの程度効果が感じられるのか気になる方も多いでしょう。
この記事では、脂肪溶解注射の必要回数、1回だけの効果、効果をアップさせる方法を紹介します。
脂肪溶解注射を受けたいと考えている方、なるべく回数を少なくしたいと考えている方は、ぜひご覧ください。
脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射は、部分痩せしたい箇所に注射することで脂肪を溶かし、体外へ排出するためリバウンドしにくい施術として人気です。
通常のダイエットでは、摂取カロリーを減らしたり消費カロリーを増やしたりしてカロリーコントロールをしますが、この方法だと脂肪細胞は小さくなるだけでなくなることはありません。
脂肪溶解注射は、脂肪細胞を小さくするのではなく、元から破壊するためリバウンドしにくいとされています。
使用される薬剤はいくつか種類があり、クリニックによって扱っている薬剤に違いはあるものの、この働きに大きな違いはありません。
脂肪溶解注射について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
脂肪溶解注射は何回必要?
脂肪溶解注射は手軽に部分痩せができる施術ですが、どの程度の回数注射が必要なのでしょうか?
ここからは、脂肪溶解注射の注射回数や注入量について紹介します。
部位別に必要な量
脂肪溶解注射は、全身どの部位でも対応可能です。特に人気の高い以下の部位の1回の必要量を紹介します。
施術部位 | 片側への注入量の目安 |
---|---|
頬 | 2~4cc |
フェイスライン | 2~4cc |
口角 | 2~4cc |
あご下 | 4~5cc |
脇 | 5~10cc |
二の腕 | 10~20cc |
太もも | 10~20cc |
ふくらはぎ | 10~20cc |
あくまでも目安となるため、患者様の状態や希望によって異なるケースもあります。
頬やフェイスラインなどは少ない分量で対応できますが、部位が広く大きくなるにつれて必要な薬剤の量も多くなっていきます。
3~5回注入するのが効果的
脂肪溶解注射は、複数回通って施術を受けるのが一般的で、その回数は3~5回とされています。
脂肪の量によっても異なりますが、標準的な脂肪量の方であれば3~5回施術を受けることで施術部位があきらかにスッキリして見えるでしょう。
顔への施術であれば、輪郭が変わった、二重あごが改善されたなど、しっかりとした効果を感じられる回数です。
ただし、分量がどの程度必要か個人差があるのと同様に、脂肪のつき方などによって効果の現れ方には個人差があります。
まずは、クリニックでカウンセリングによってどの程度脂肪を減らしたいか、どのくらいのペースで減らしたいかを相談することをおすすめします。
1回でたくさん注入するのは危険
数回施術する必要があるなら、1回ですべての量を打ってしまえばいいと考える方もいますが、1回にたくさん注入すると腫れが酷くなって数日間顔に違和感が生じることになります。
それだけではなく、注入量が多いと肝臓に負担がかかるともされるため、医師と相談のうえで適切な注入量を守ることが重要です。
脂肪溶解注射は1回だけでも効果がある?
脂肪溶解注射は複数回施術が必要ですが、できれば費用を抑えるためにも1回で効果を実感したいと考える方も多いです。
また、1回でも効果が感じられるならお試しで受けてみたいと考えることもあるでしょう。
ここからは、脂肪溶解注射を1回だけ受ける効果について紹介します。
1回の脂肪溶解注射で期待できる効果
1回の脂肪溶解注射では、約5~10%の脂肪減少が叶うとされているため、まぶたや小鼻などの比較的小さい部位だと1回でも満足いく効果を感じられるでしょう。
しかし、その他の部分では目に見えた効果を感じられるというよりは、少しスリムになったように見える程度にとどまってしまう可能性もあります。
経過と変化
脂肪溶解注射の効果は、一般的には実感するまで数週間から数ヵ月かかることが多く、脂肪細胞が体外に排出されるプロセスを待つ必要があります。
また、効果はいつまで続くのかと疑問をもつ方が多いですが、他の美容施術などと違って脂肪溶解注射の効果はなくなることがありません。
一度破壊した脂肪細胞が新たに生まれることはないからです。
ただし、だからといって暴飲暴食を繰り返したり、不規則な生活を続けたりしていると残っている脂肪細胞が大きくなり、見た目が元に戻ってしまう可能性もあるため注意が必要です。
脂肪溶解注射の効果をアップさせるには?
せっかく脂肪溶解注射の施術を受けたなら、出来る限り効果をアップさせたいと考える方も多いでしょう。
ここからは、脂肪溶解注射の効果をアップさせる方法を紹介します。
むくみを防止する
脂肪溶解注射で脂肪を分解しても、むくみがひどいと効果を実感できない原因になってしまうでしょう。
むくみは、細胞と細胞の間に水が溜まって増加した状態で、血流の低下によって引き起こされます。
また、塩分の摂りすぎやアルコールを摂取しすぎにも注意が必要なので、食生活にも気を付けることをおすすめします。
施術箇所をマッサージする
一般的に注入治療を行った場合、その部位のマッサージは避けるようにとされますが、脂肪溶解注射に限ってはマッサージが有効です。
ただし、施術当日のマッサージは避け、翌日から実施するようにしましょう。
有酸素運動をする
有酸素運動は、脂肪燃焼やリンパの循環をよくする効果があり、マッサージと同様に施術翌日から行うのがおすすめです。
軽いウォーキングやジョギングなど、簡単にできる有酸素運動がおすすめですが、外に出るのが難しい方は階段などを利用した踏み台昇降も適度な運動になります。
ただし、副作用で顔が腫れているなどの症状がある場合は、マッサージや運動はその間避けましょう。
HIFU(ハイフ)との併用
たるみ治療のマシンとして有名なハイフですが、実は脂肪燃焼効果も期待でき、脂肪層を狙って照射することで部分痩せが叶う施術です。
ハイフは、皮膚や周りの組織にダメージを与えることなく、目的の層だけに超音波エネルギーを照射できるため、脂肪細胞を破壊できます。
脂肪溶解注射と併用して施術を受けることで、より高い効果が期待できるでしょう。
ハイフについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
脂肪冷却との併用
脂肪冷却は、脂肪細胞を凍らせて溶かし、排出することで部分痩せを実現するダイエット方法です。
身体の主成分である水は温存したまま脂肪細胞だけを凍らせる温度で、皮膚を吸引しながら冷やし、脂肪細胞を老廃物として体外に排出するのが特徴です。
こちらも脂肪溶解注射と併用することで、より多くの脂肪細胞を破壊できるためおすすめです。
脂肪冷却について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
まとめ
脂肪溶解注射は、1回の施術よりも複数回受けることが推奨されていますが、1回で効果を感じられないわけではありません。
しかし、脂肪の状態や望む効果によっては、やはり複数回施術を受けることが良いと医師が判断することもあるでしょう。
ハイフや脂肪冷却も含めて、さまざまな施術から自分に合った施術を組み合わせられるクリニックを選び、ダイエットを成功させましょう。
BS CLINICでは、医療の力で我慢しないダイエットを提供しています。
全身痩せプランから部分痩せプランまで、さまざまな施術によってそれぞれの患者様に合ったプランをご用意しております。
まずは一度、BS CLINICの無料カウンセリングにお越しください。
監修医師
BSクリニック 顧問医師医学博士
舟越 勇介
学歴・経歴
九州大学医学部を卒業後、数々の有名病院で勤務。癌治療や分子生物学の研究で学位を取得した後、美容クリニックの勤務を経て2023年にBSクリニック顧問医師に就任。 医療に対する学術論文を複数発表し、国内外の有名な機関紙にも掲載され評価を得る。
資格・所属学会一覧
- 日本美容医療学会 正会員
- 日本肥満学会 正会員
- 日本美容外科学会 正会員
- 日本癌学会 正会員
- 日本脳腫瘍学会 正会員
- 日本脳卒中学会 正会員・専門医
- 日本脳神経血管内治療学会 正会員・専門医
- 日本脳卒中の外科学会 正会員・技術認定医
- 日本神経内視鏡学会 正会員・技術認定医
- 日本脊髄外科学会 正会員
- 日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科専門医
- 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
- 厚生労働省認定 臨床研修指導医
- ボトックスビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ® 認定資格医
- ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
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